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“TOEICだけ”では内定は獲得できない?就活で有利に働かせるためのTOEICアピール法

対象:TOEICを就活でアピールしようと思っている方向け
TOEICを就活でアピールしようと思っている学生へ。
私は実際に就活をしてみて、”TOEICだけ”で受かるほど甘くないと感じました。
しかし、TOEICの勉強をしたことは自分の自信に繋がり、結果的に内定という形に結び付いたのは間違いないです。
そして私のTOEICを評価された点は、TOEIC自体の点数もそうですがそれよりもポテンシャルだと感じました。
私は就活において失敗もしました。
どのような失敗かと言うと、最初に受けた3社全て落ちてしまいました。
私の最初の就活スタートは3連敗から始まりました。
ですが私は諦めませんでした。
これを読んでいただいているあなたに少しでもためになればと思います。

“TOEICだけ”では受からない?

実際にTOEIC就活してみて、そんなに甘くなかったです。
私はTOEIC755点取得していたものの、就活は3連敗からスタートしました。
この図を見てください。

上図は、2016年に経団連が公表した新卒に求めるものです。

上の図は2015年に経団連が公表した新卒に求めるものです。
この図のTOP5を見てください。
・コミュニケーション能力
・主体性
・協調性
・チャレンジ精神
・誠実性
です。
語学力は含まれていません。
当然企業は、TOP5の項目だけでなく「学歴」という大きな要因でも判断します。
語学力を持った人よりもこのTOP5の項目が光っている人・高学歴の方が受かるという場合はざらにあり得えます。
逆に言えば、語学力も持っていてTOP5の項目も光っている方・高学歴の方は自信を持って就活してください。
ここで何が言いたいかといいますと、語学力だけじゃ企業には受からないということです。
TOEICは有利になるの?
私は有利になると感じました。
面接で必ずと言っていいほど聞かれることがあります。
それは「大学時代がんばってきたことを教えてください」という質問です。
そして、自信を持ってTOEICの事をお伝えすればいいと思います。
ネタを持っておくというだけでも充分有利だと思います。
事実、集団面接(面接官複数対就活生複数)で「大学時代頑張ってきたことを教えてください」と聞かれた時に「バイト・サークルネタ」が多かったです。
バイト・サークルネタが悪いとは言いませんが、大学は学問を学ぶ場所なので、TOEICを勉強している事が評価されるのは当たり前だと思います。
ここで注意ですが、有利にはなりますがTOEICだけで受かるということはないです。
やはり先程挙げたTOP5の項目が重要です。
私はTOEICでポテンシャルを評価してもらった?

私が評価されたと感じた点は、TOEICの点数自体も評価されましたが、私の場合理系であり英語が苦手だったのにも関わらず、1年間継続して勉強しTOEICの点数を大幅に伸ばしたという点です。
もっと具体的に言いますと「苦手なことにも挑戦した事」「継続ができる人間だという事」「努力ができる人間だという事」です。
これらは、つまりポテンシャルを評価されたということです。
「この人だったら、○○の仕事を任せてもやってくれそう!」と思っていただけることができたのです。
私が感じたことは、点数<<<ポテンシャルを評価されたと思いました。
TOEICの勉強の努力は評価してもらえる
結果が出ていれば必ず評価していただけます。
私自身も実際に受けた企業のほとんどの面接官の方からほめていただきました。
そしてそこから、「どうやって伸ばしたの?」「いつから勉強しているの?」というように話が膨らみました。
私のTOEIC就活失敗談

この記事を見ていただいているあなたには同じ失敗をして欲しくありません。
1つの体験談として参考になれば幸いです。
これから私のTOEIC就活の失敗経験を挙げます。
まず、前提としてスペックを紹介します。
学歴:偏差値40台前半私立理系大学です
性格:ネガティブです
コミュニケーション:人と話すのが得意ではないが、聞かれたことに関しては簡潔に答えることができます(自称)
主体性:ほぼ無いです(というか分からない)
協調性:あると思います
チャレンジ精神:一人で6週間留学を計画し実行しました
誠実性:良い方だと思います
インターンシップ経験:1回も行ったことありません。
資格:TOEIC755点取得
とこんな感じで、TOEICだけしか光るものがない私です。
私は11社中3社落ちました。
そして、実際に内定を頂いた企業は3社です。
残りの5社は選考辞退しました。
就活が始まって最初に受けた3社全て落ちました。
私の就活は3連敗からスタートしました。
落ちた会社は、エントリーシートで1社、1次面接で2社落ちています。
正直、お先真っ暗でした。
「TOEIC」なんて意味ないそう思った時でもありました。
しかし、私はここで諦めませんでした。
すぐに原因を追求しました。
私が落ちたと考える原因
私が落ちたと考える原因は4つあります。
①企業研究が甘すぎた
最初は企業研究のやり方そのものも分からなくて、なんとなく個別説明会でいただいたパンフレットやホームページに書いてある事を元にエントリーシートを書いていました。
企業の事を深く知ってはいなかったので、「○○に興味があります」のような志望動機を書いていました。
そして、面接官の方に「なぜ?」と言われた時に、はっきりとした理由を答えられなかったのが落ちた原因のひとつだと考えます。
インターンに行かなかった人向け!私なりの企業研究のポイント
「なぜ、その会社に入りたいのかを必ず理由をつけて説明できるように」パンフレットを隅から隅まで読みました。
また、個別説明会で先輩社員との質問会が設けられていれば、自分が気になっている部署の先輩にどのようなことをしているのかを聞いてみるということもしました。
そして、ホームページの採用の場所には大体先輩社員の声が載っています。
その人がどんな部署でどのようなことをしているのか少しだけですが載っていますので私は参考にしていました。
②エントリーシートに書いてあることを暗記し、面接の時にそのまま言ってしまっていた
1次面接で落ちた会社全て、エントリーシートを暗記して、面接の時にお伝えしていました。
私の言葉に思いがなく、おもしろみのない人間だと判断されたと思います。
私はそこからエントリーシートに書いてあることは言わないということに決めました。
実際に、人事の方が「エントリーシートに書いてあることは見れば分かる。どうアピールするかが肝」とおっしゃっられていました。
③”TOEICだけ”の人間と思われた
スペックからも分かりますが、私はTOEICだけの人間です。
ですが、実際に面接する時はTOEICだけだと判断されたらOUTです。
私が最初の3連敗した時の面接失敗例を挙げます。
「大学時代がんばってきたことを教えてください」と言われた時の私の答えかたは、
「TOEICです。私はTOEIC340点からTOEIC755点に1年間で到達することができました。また、実際に6週間の留学を経験し、日本とは違う様々なことを知ることができました。これからも、英語学習は続けたいと思っています」
このような内容だったと思います。
中身の薄っぺらい文章を言っていたと今は思います。
私の当時の感覚では、持っているものは全力でアピールすることが最もよいことだと思っていました。
しかし、落ちてから私は違うと感じました。
そこから、PDCAサイクル(Plan→Do→Check→Action)を意識した伝え方に切り替えました。
そして、改善した文章がこのようになりました。
「TOEICです。私は勉強していく中で何度も点数が下がったり、伸び悩んだりしました。そこで一回一回立ち止まり必ず原因を探しました。そこで、○○が原因だと推測し○○という勉強法を取り入れたりしました。再び壁にぶつかった時も同じように、何が悪いかを突き止め自分なりに改善案を考え実行しました。」
改善前は、TOEICをただ自慢していただけですが、改善後はTOEICをどのように取り組んだかについて触れています。
これだけでも、TOEICだけの人間だとは思われにくい文章に変わったと思います。
④入退出時や面接での声が小さかった(ハキハキはっきりしていなかった)
声が小さかったのは悪い目立ち方でした。
私は少しでも良い目立ち方をしたかったので、入退出時の声の大きさをほかの人よりも大きく出したりしました。
面接でもハキハキと答えるようにしました。
以上が私の就活失敗談・改善になります。
まとめ
TOEICだけの人間だと判断されたらOUTです。
TOP5で挙げた中の1つでも持っていればアピールになります。
しっかり戦略を立てて、就活に望んでください!
ひとつアドバイスになればいいのですが、一緒に就活している友達や知り合いの受かった・受からないという情報はシャットアウトしたほうがいいと思います。
私は、「1次面接通ったー」「2次面接受かった!」「次で最終面接!キタ!」のようなLINEがきてイライラしちゃいました。(私はちょうど3連敗している時だったのでそういう情報は聞くだけで嫌になりました)
そして、「1次面接受かった?」「次最終面接?」とか頻繁に聞いてくる人も無視したほうがいいです。
私も最初は返していましたが、途中からは無視しました。
就活は自分との戦いです。
以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。