・TOEIC公式問題集の使い方を知りたい方
この記事を見て分かること
・TOEIC公式問題集の勉強方法をお伝えします
こんにちは。
入社式にTOEICを受験することになっているという事を先日お聞きし、ビクビクしているてつやです。
今回は、私オリジナルのTOEIC公式問題集の勉強方法(使い方)をお伝えしていこうと思います。
いきなりですが、あなたのTOEIC公式問題集の使い方は、
『問題を解く→答え合わせ→次の回の問題を解く→答え合わせ』という使い方をしていませんか?
このようなTOEIC公式問題集(その他の問題集等)の使い方をしていると点数が伸びていないのではないのかと考えます。
点数が伸びているのであれば全く問題ないです。
しかし、点数が伸びていないのであればやはり取り組み方(使い方)を変えるのが良いかもしれません。
これから紹介するのは、TOEIC満点講師前田ヒロさんが提唱された3回チャレンジ法を私なりにアレンジを加えたものを紹介します。
是非この記事を読んでいただき、さっそく真似してみてください。
そして、TOEIC公式問題集のPart別の勉強方法について私の考えをお伝えしていきます。
※前田ヒロさんは、TOEIC満点講師の方で、現在もほぼ毎回TOEICを受験されていてTOEICを熟知されているスペシャリストです。
また、究極のゼミPart別シリーズを出版されている超有名な方です。
目次
公式問題集を使って点数UPが期待される人

私が留学していた時(TOEIC340点時代)には、TOEIC公式問題集は使っておりませんでした。
同様に、他の同じレベル(300点台、400点台、500点台)の生徒も公式問題集を使って勉強されている方はいませんでした。
なぜなら、TOEIC初心者(500点以下)の方がTOEIC公式問題集を使っても、点数UPが期待できないから(効率が悪いから)です。
なぜTOEIC初心者の方がTOEIC公式問題集を使って勉強しても点数UPを見込めないかといいますと、「文章が読めない(語彙力、文法力不足)」「リスニングは何言っているか分からない」という状態の方がほとんどと考えるからです。
なので、TOEIC公式問題集を解いてもほとんどの問題があてずっぽうの回答しかできません。(私がTOEIC初心者だった頃は、解いていてもほとんどあてずっぽうでした)
これでは、TOEIC公式問題集を使って勉強しても点数が伸びるとは思えません。
私が考えるに「自分に合っていない教材で勉強している」からです。
まずは、あなたのレベルに合った教材で勉強していくべきだと考えます。
TOEIC初心者の教材であればこちらに記事を書いていますので見てみてください。

TOEIC公式問題集を使うメリット

・TOEIC公式問題集はETSが作成したものですので、音声や文章(トーク)が本番に近いです。
なので、対策本としてはかなり有効であると言えます。
・TOEIC公式問題集を何冊も勉強してみると分かりますが、「問題パターン」「よく出る語彙」「よく出るフレーズ」「言い換え」などがわかるようになります。
なので、TOEICの点数を伸ばすという点では、かなり効果が期待できます。
・本番慣れできます。
時間配分を試してみたり、テクニックや解き方を試してみたり、Part7の長文の解く順番を変えてみたりできるのは練習の時にやっておくべきです。
TOEICは時間配分が肝になってきます。
捨てる問題は捨てて次の問題に行きPart毎の時間配分を守るということも練習の時にやっておかなければ本番ではできません。
テクニックや解き方についてはこちらに記事を載せています。
語彙力UP&リスニング力UP等のための3回チャレンジ法

これはヒロ前田さんが提唱された、TOEIC公式問題集の勉強方法です。
説明していきます。
①本番と同じように時間(2時間)を測って第一回を解いてみる。
ここで、現在の自分の実力が分かります。
自分の「何が良くて(できて)」「何がだめだったか(できなかったか)」を確認してください。
ここでは、まだ答え合わせはしません。
○×だけを確かめて、自分が何点台にいるのかを確かめるだけならOKです。(私は我慢できなくて、○×だけつけていました笑)
②時間無制限でもう一度解いてみる
リスニングパートでは何回CDを聞いても構いません。
リーディングパートではどれだけ時間がかかって問題を解いても構いません。
軽く2時間以上は超えることになるでしょう。
ここで、「何が原因で解けなかったか」を見つけて、メモしてください。
例えば、リスニングパート、「Part2では最初(5w1h or 普通の文)が聞き取れない。(音読学習、リスニング学習不足)」などです。
リーディングパート、「Part7では単語が知らなくて読めなかった。(単語量が少ない)」「そもそも文章が読めなかった。(文法が弱い)」です。
つまり、原因を見つけることによって、今後の対策の取り方が見えてきます。
③復習する
ヒロ前田さんによると、3週間の復習期間が必要であると書かれています。
復習の方法は、あまり具体的ではないです。どちらかといえば個人に任せるという感じです。
ですが私は、ここでの復習が最も大切であると考えています。
それをふまえ、私は3回チャレンジ法を取り入れたてつやオリジナル勉強法を後に紹介します。
④もう一度時間を計って解いてみる(2時間)
ここまでで一つのサイクルです。
私は、3回チャレンジ法をアレンジした勉強法を取り入れています。
てつやオリジナル勉強法
①本番と同じように時間(2時間)を測って第一回を解いてみる。
②時間無制限でもう一度解いてみる。
③精読・音読・リスニング学習を用いた復習
④もう一度時間を計って解いてみる(2時間)
以上がTOEIC公式問題集の取り組み方になります。
次に紹介するのは、③精読・音読・リスニング学習を用いた復習の取り組み方(勉強方法)です。
リスニングパート・リーディングパートとパート別で紹介していきます。
TOEIC公式問題集リスニングパートの勉強方法

[Part1]~[Part4]
3回チャレンジ法てつやオリジナルでは、「1.の時間を測って解いてみる」「2.の時間を計らずに解いてみる」「3.精読・音読・リスニング学習を用いた復習」となっていますが、この3つ目の「3.復習をする」という部分の取り組み方について説明していきます。
これからお伝えすることは、1問1問全て行うといいです。
時間はかなりかかりますが、効果は絶大だと考えます。
例)
[Part3]Q32~35を実際に復習する時の例を挙げます。
- 正解していた問題、不正解だった問題に関わらずもう一度解いてみる。(正解していた問題の中にも適当にマークしていて合っていた場合や答えのキーワードとなる部分が間違えていたのにも関わらずマグレで合っている場合があるからです。)
- 5回リスニングしてみて、聞き取れる単語を拾う(ノートに書いても○)
- 答えページに載っている、音声文章を精読する。
精読とは、文章にSVOなどの品詞分解を行い、文章の意味を確実にとるために行うものです。
- リスニング×3~5回
- 音読×3~5回
- 4を5セット行う(文章を覚える前行う)
このサイクルで行います。
[Part1&Part2]の取り組み方は、1.2で紹介したことを私はしていました。
[Part3&Part4]の取り組み方は、1~6で紹介した順番通りに事を私はしていました。
そして、復習を定期的に行いましょう。
必ず次の日も、4~6を行いましょう。
1週間後もう一度、4~6を行いましょう。
→たぶんいくつか忘れている箇所があると思います。
そして、1ヶ月後もきちんと復習しましょう。
このように、定期的に確認すれば徐々に記憶が定着していきます。
・[品詞分解をする際のポイント]
品詞分解を行う目的は、「文章の意味を正確に取れるようになるため」です。
品詞分解とは、文章をS、V、O、C、Mに分解することです。
どれが主語でどれが動詞なのか?
動詞の目的語は何なのか?
前置詞は何を修飾しているのか?
等々を文章に振り分けて、文章の意味を全て取れるようになることが品詞分解の目的です。
・[取り組み方のポイント]
4.で紹介したリスニングですが、始めのうちは音声と一緒に読み上げてみてください。(多分速くてついていけないかもしれませんが)
そして、「頭から意味を取るように心がけてください」。
5.で紹介した音読ですが、始めはゆっくりでいいので、「頭から意味を取るように心がけてください」。
そして、慣れてきたらスピードを上げればいいのです。
音読・リスニングについてもっと詳しくやり方を載せていますので、よろしければこちらからみてみてください。
・聞き取れなかった
・この単語の意味が分からなかった
・この文章の意味が取れなかった(文法に問題アリ)
を確認してください。
TOEIC公式問題集リーディングパートの勉強方法

[Part5]&[Part6]の取り組み方
私は全てもう一度解いて、「ここがこうだから答えはこれ」という風に「なぜ?そうなるのかを説明できる」ということを必ずしています。
そして、間違えた箇所はなぜ間違えたのかを必ず確認しています。
[Part5]&[Part6]で是非やってほしいこと
・間違えた理由を必ず探す
→文章が読めなかったのか?(基礎文法ができていない可能性もしくは、語彙力不足)
→選択肢の単語が分からなかったのか?(語彙力不足)
→品詞問題等の簡単な問題で間違えてしまった。(基礎文法ができていない可能性大)
そして、1日復習してはい終わりではないです。
人間は定期的に復習しなければ忘れてしまうので、必ず次の日もう一度解いてみるということをしましょう。
1週間後もう一度、覚えているかを確認してみましょう。
→たぶんいくつか忘れている箇所があると思います。
そして、1ヶ月後もきちんと覚えているかを確認するということをしましょう。
このように、定期的に確認すれば徐々に記憶が定着していきます。
以上が[Part5]&[Part6]の公式問題集の使い方になります。

[Part7]の取り組み方
3回チャレンジ法てつやオリジナルでは、「1.の時間を測って解いてみる」「2.の時間を計らずに解いてみる」「3.復習をする」となっていますが、この3つ目の「3.復習をする」という部分の取り組み方について説明していきます。
復習をする際の取り組み方
[Part7]SP Q147~150を実際に復習する時の例を挙げます。- 答え(別冊)の文章(Q147~150)を精読します。(文章の意味を100%理解できるように)
- リスニング×3~5回
- 音読×3~5回
- 4を5セット行う(文章を覚える前行う)
そして、復習を定期的に行いましょう。
必ず次の日も、2~4を行いましょう。
1週間後もう一度、2~4を行いましょう。
→たぶんいくつか忘れている箇所があると思います。
そして、1ヶ月後もきちんと2~4(音読・リスニング)をしましょう。
このように、定期的に確認すれば徐々に記憶が定着していきます。
以上が復習の取り組み方になります。
旧形式の公式問題集で勉強してもいいの?→いいんです!

私の考えでは、新形式になった現在旧形式の問題集は使えないのかというとそうではないと考えます。
なぜなら、問題形式に変更はあったものの、中身自体はほとんど変更ありません。
また、現在新形式のTOEIC公式問題集は1冊しか出ていないため、Vol.1~Vol.6まである旧形式のTOEIC公式問題集で対策するのは良いと思います。
まとめ
TOEIC公式問題集の使い方(勉強方法)について知っていただけたでしょうか?
前田ヒロ先生がおっしゃられている、3回チャレンジ法の復習に私は目をつけました。
現在、「TOEIC公式問題集を一回解いてはい終わり」のような勉強方法をされている方は、試してみてください。
リスニング・音読を取り入れていますので、最初は慣れないことなので時間がかかるかもしれません。
しかし、効果は絶大だと考えています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
以上です。
実は、私は公式問題集では基本的に[Part5]&[Part6]を勉強していませんでした。
というのは、私は中村澄子先生のTOEIC千本ノックシリーズを使っていたからです。
千本ノックシリーズというのは、[Part5][Part6]の問題集です。
ひたすら、[Part5]&[Part6]の問題が載っているため、[Part5][Part6]が苦手という方はかなりオススメです。
お勧めする理由は、中村澄子先生は毎回TOEICを受験されている方で、TOEICの傾向を掴んでおります。
なので、[Part5][Part6]の頻出問題などが分かっていらっしゃいます。
私は、この千本ノックシリーズを使って勉強していました。
実際にテストに同じような問題が出てきます。
ひとつ私の考えとして、千本ノックが全く解けないという方は、この本に取り組むのは早すぎる可能性が高いと考えます。
なぜなら、文章もなかなか難しいですし(TOEICに特化しているため=ビジネス系の文章)、基礎文法が分かっていないとほとんど解けない可能性が高いです。
そんな方はまずこちらの基礎文法教材に載っている基礎文法事項をきっちり抑えてから取り組むことをお勧めします。
余談終了