- TOEIC(英語)基礎文法学習者に向けて書いています。
・他動詞と自動詞とは何か?そして、違いを知ることができます。
・他動詞と自動詞の重要性を知ることができます。
こんにちは!
今回は、「自動詞と他動詞」について書いていきます。
意外と自動詞と他動詞を重要視していない方もいらっしゃいます。
他動詞と自動詞を知ることで「文章が読めない」というのを解決できる可能性があります。
基礎文法事項として知っておかなければいけないことなので、記事にしてみました。
自動詞と他動詞を知る重要性

自動詞と他動詞の区別ができるようになることは、文章を読む上で必要になると私は考えます。
もちろん、TOEIC755点取得した現在、全ての動詞を「他動詞と自動詞に区別する」ということはできません。
しかし、文章中に出てきた場合、「これは自動詞だね」「これは他動詞だね」と判断する事は出来ます。
この判断ができるという事が私は大事だと考えます。
なぜ判断できると良いのかと言いますと、文章の意味を正確に取れるようになるということと、TOEICPart5、Part6での文法問題の時の品詞の問題の時に役に立つからです。
自動詞他動詞に入る前に、重要なことも知っておかなければなりません。
それは、目的語とは?前置詞とは?ということです。
このふたつは自動詞・他動詞にかなり関わってくることなので、説明したいと思います。
まず目的語とは?

自動詞・他動詞に入る前に、目的語(品詞分解ではOと表現される)とは何かを理解しておきましょう。
目的語って何?ということを知ることは、これから説明する他動詞を理解する上で役に立ちます。
目的語とは・・・動詞の目的となる言葉です。
分かりにくいと思うので例を挙げて説明します。
「I gave a pen」という文章でしたら、(私はペンをあげた)という意味ですね。「I gave a pen」の”a pen”が目的語になります。
「I gave ○○」を頭(最初)から意味を取ってみると(私はあげた○○)の”○○”が目的語になります。
また、giveは第4文型(SVOO)をとれる動詞なので、「I gave you a pen」という目的語が2つとれる文章も作ることが出来ます。
ここでの目的語は、”you”と”a pen”です。
なんとなくわかっていただけたかもしれませんが、日本語で言う「何」・「誰」の部分が目的語です。
続いて前置詞です。
前置詞とは?

前置詞って何?ということを知ることは、これから説明する自動詞を理解する上で役に立ちます。
前置詞とは・・・名詞の前に置き、名詞の意味を補うものです。
これも分かりにくいと思うので例を挙げて説明します。
「I go to school by bike.」
中学校でよく見たような文章ですね。
ここで、前置詞は先程言った通り、名詞の前に置くものでありますから”to”や”by”ですね。
“”to school 学校に””by bike バイクで”これからの「に」「で」が名詞で補われている意味ですね。
これらを頭に入れた状態で、自動詞・他動詞についてみていきましょう。

自動詞と他動詞とは?違いは?

結論を言いますと、後ろに目的語”O”を取るかとらないかの違いです。
自動詞と他動詞をひとつずつ見ていきます。
[自動詞]
自動詞・・・目的語が必要ない動詞=自己完結できちゃう動詞です。
「主語」「動詞」だけで文章を作ることができます。
例えば、「He waited」(彼は待っていた)と意味が成り立ちます。
自動詞の場合、目的語Oはとりません。
自動詞の例文を挙げます。
「I arrived at Osaka.」のように、「arrivedの後ろに目的語Oがありません。atという前置詞が来ています。」
自動詞には、先程説明しました前置詞がくっつきます。
[自動詞の例]
・go(go to~)
・come(come to~)
・appear
などなどです。
以上が自動詞です。
[他動詞]
他動詞・・・目的語Oが必要になる動詞=自己完結できない動詞です。
「主語」「動詞」「目的語」で文章を作ることができます。
他動詞の場合、目的語Oを取ります。
他動詞を使用する、「主語+動詞+目的語」で文章を作ってみます。
「I watched a movie」(私は”映画を”見た)と目的語を挟むことで意味が成り立ちます。
他動詞・自動詞の違いを分かった事でひとつ問題を出します。
TOEICPart5やPart6では、「I gave ( ) a pen」と穴埋め問題になっています。(それ以外の問題もありますが)
選択肢:
A.him
B.to him
C.his
D.himself
とあった場合、他動詞、自動詞の区別がついている場合は一瞬で、Aと分かります。
もし、分からなかったら基礎文法不足です。
品詞問題は点数を確実にとっていかなければなりません。
品詞問題で間違えている方は、基礎文法からやり直すことをお勧めします。
基礎文法の勉強をせずにそのままにしておくと、点数の伸びは期待できません。
これは自分の経験からも断言できます。

[他動詞の例]
・discuss(○discuss~)(×discuss about)
・attend
・mention
・enter
などなどです。
自動詞・他動詞二つの用法をもつ動詞もある

ややこしいですが、自動詞と他動詞両方の用法を持つ動詞もあります。
動詞の例を挙げます。
・break
他)I break the skin.・・・皮膚を傷つける。
自)The PC has broken.・・・PCが壊れた。
・change
・improve
などなどです。

私は知らない単語に出会った時に、必ず自動詞か他動詞かを確認します。
そうすることで、次に出てきた時に「この動詞は他動詞だから次は目的語が来る」という見方ができるようになりました。
これは、Part5、Part6で役に立ちました。
まとめ
自動詞と他動詞の違いをわかっていただけたでしょうか。
自動詞と他動詞が見分けるようになれば、文章も読めるようになる可能性があります。
そして、TOEICPart5・Part6で問題が解けるようになる箇所もあります。
分からない単語が出てきた時には、意味だけではなくて自動詞なのか他動詞なのかも調べるようにすると良いと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
以上です。
私の英語学習失敗と点数が伸びた経験から、分かったことがあります。
基礎文法の勉強をおろそかにする方は、点数が伸びないということです。
確実に理解し、そして復習することが大事です。
私は「ふ~ん、まぁなんとなくわかった」と、曖昧な理解でかつ復習もしていなかったため1ヶ月後・半年後忘れていました。
当然点数は伸びていませんでした。
これは失敗経験です。
点数が伸びた時の勉強は、文法事項を必ず理解し(分からない時は、分かるまで聞きました)、復習をするという勉強です。