TOEICリーディングパートで時間が足りない原因は実はそこじゃない!

リーディングパートでいつも時間が足りなくなる方へ

 

 

今回は、リーディングパートでいつも問題を残して終了してしまうという方を対象としたお話です。

 

私がTOEIC340点→TOEIC755点(総勉強時間708時間)に達するまでのリーディングパートの伸び方を参考にしながら失敗例や参考例をお伝えします。

 

それでは見てみましょう!

 

 

新形式で何が変更されたの?

 

 

新TOEIC公開テストは2016年5/29日以降の試験より、問題が一部変更されました。

簡単に言うと、難しくなりました。

 

 

理由としては、Part5の問題数が減り、Part6・Part7の問題数が増えた事が理由です。

Part7の長文問題が増えたことにより、以前より時間がかかってしまいます。

Part5は問題数が「40問→30問」(減)になり、Part6は「12問→16問」(増)になり、Part7は「48問→54問」(増)になりました。

 

 

今の私のレベルですと、Part5は「一問あたり平均20秒で解くレベル」になりました。

今の私のレベルでもまだ遅いです。

 

 

Part6は「一問あたり平均30秒~40秒で解くレベル」になりました。

これからは、どのテストでも平均30秒に持っていきたいですね。

 

 

Part7は、最初の簡単な問題であれば「一問あたり平均1分」、後半の問題が難しくなるにつれ「一問あたり平均1分30秒」はかかってしまいます。

私のレベル(TOEIC755点)でも、問題が時間以内に解ききれることはありません。

点数が上がるにつれ文章の読むスピード、正確さが向上し時間以内に解けない問題数が減ってきました。

 

 

特にPart7が問題量も増え、「今まで以上に速く読むこと(スピード)」が求められるようになりました。

 

 

ではそのための対策はどうすればいいのか?という疑問ですが、私の答えは「今までと変わらない」です。

「英語脳を作る」ことがやはり点数向上の一番の近道です。

 

 

リーディングパートの時間配分:Part5

 

 

リーディングパート300点以下の方

 

1問あたり15秒で解くことを目標に勉強していきましょう。

 

 

リーディングパート300点以下の方は、基礎文法が出来ていない可能性が非常に高いです。

私が2015年2/8の340点(L:220点/R:115点)だった頃は、Part5の問題の意味も分からず、解答の選択肢の意味(単語の意味)も分かりませんでした。

私が2015年4/12日に570点(L:330点/R:240点)取得した時や2015年5/24日に560点(L:345点R:215点)取得した時(下がりました笑)は、基礎文法を固めていた勉強をしていたので文章の意味が徐々に理解できるようになっていました。

そのため、解答の選択肢をある程度推測できるレベルになっていました。

 

 

この時点では、知らない単語がかなり多かったため問題の単語・選択肢の単語がそもそも分からないという事があり解けないということがありました。

 

 

リーディング300点以下の問題の解き方

 

 

そもそも、問題の文章の意味が取れないという方は、自分が分かる問題から解いてください。

文章が読めないのに、どれだけ考えても解けることはないので、それぐらいなら長文などに時間をかけた方が点数が上がります。

 

基礎文法がそこそこできているという方も、自分が分かる問題から解いてください。

基礎文法が出来ていれば文章が読めますし、分からない単語が出てきてもある程度文章の意味を推測できます。

ですが、やはりまだ単語を全然知らない、音読学習・リスニング学習をしていないとなれば「英語脳」の形成はできていません(文章の意味を理解できるスピードが遅い)。

 

 

これからの勉強方法

 

TOEICリーディングパート300点以下の方は、中学文法からもう一度やり直しましょう。

「いや、私はだいたいできてるんだ」「リーディングパートは200後半の点数は持ってる」という方も、もう一度確認のために見てください。

基礎文法に穴があると、点数の伸びが遅くなります。(効率が悪いです)

 

 

中学文法が終わり次第、高校文法に移ってください。

 

 

「え?Part5問題集で問題は解かないの?」という方もいらっしゃると思いますが、まずは基礎文法からです。

次に、問題集でトレーニングを詰んでください。

 

リーディングパート300点以上の方へ

 

1問あたり15秒をキープできるように心がけましょう。

 

基礎文法が身についているので、文章が読めないことはないと思います。(知らない単語が多い場合は意味が取れない場合があります)

私が、2015年7/26日に655点(L:355点/R:300)点取得した時や、2015年9/13日に710点(R:385点/325点)取得した時は、基礎文法がほぼ出来てきました。(基礎文法学習は大変でした)

 

 

基礎文法+音読学習+リスニング学習を取り入れた勉強法をしていたので、リーディングが伸びるにつれて、リスニングも向上しました。

 

 

 

私個人の意見は、文法問題集に勉強時間をかけすぎるのはよくないと思います。

悪い例1日2時間勉強する場合。

1時間:文法問題トレーニング、1時間:長文トレーニングというような感じで普段勉強されている方で点数が上がらない方は勉強法を変えることをお勧めします。

長文の音読学習・リスニング学習に力を入れる(取り入れていない人は取り入れる)ことをお勧めします。

 

 

TOEICリーディングパートが300点取れている場合、リスニングパートは400点以上は勉強すれば取れるようになります。(私個人の意見です)

 

 

なので、文法問題の勉強ばかりにこだわりすぎると、「長文Part7」や「リスニングパート」という伸びしろの大きいパートの点数を伸ばせないということになりかねません。

 

 

リーディングパート300点以上の問題の解き方

 

 

分からない問題は、飛ばしましょう。

リーディングパート300点以上の方は、これからは時間との戦いです。

 

 

「文章を全て見れば、文章の意味が分かり問題が解けるというレベル」には来ていますが、そうなるとやはり時間がかかってしまいます。

なので、自分が分かる問題から解き、分からないなと思った時点で捨てましょう。

難しい問題は、捨てるというのも一つの作戦です。

これができるだけでも、点数が伸びます。

 

 

これからの勉強法

 

リーディングパート300以上の方も、「長文Part7」「リスニングパート」の点数を上げましょう。

なので、公式問題集でのトレーニングなどを使い勉強していきましょう。

公式問題集トレーニングと、同時並行で文法問題のトレーニングをするのはOKです。

注意として、文法問題トレーニングの勉強時間>>公式問題集トレーニングの勉強時間にはならないほうがいいです。

 

1問あたり15秒をキープできるようにがんばりましょう!

 

 

リーディングパートの時間配分:Part6

 

リーディングパート300点以下の方へ

 

 

1文章あたり2分で解くことを目標に勉強していきましょう。

 

 

解き方や勉強法などは特にPart5と変わりません。

分からない問題は捨てて次の問題へ行く。

基礎文法を固める勉強をする。

これらが重要になります。

 

 

リーディングパート300点以上の方

 

 

1文章あたり2分以上かからないようにしましょう。

 

ここも、解き方や勉強法などは特にPart5と変わりません。

分からない問題は捨てて次の問題へ行く。

その時間で、長文問題にあてる方が、点数が高くなります。

 

 

リーディングパートの時間配分:Part7

 

 

リーディングパート300点以下の方へ

 

 

1問1分で解けるようにしていきましょう。

 

 

私が340点(L:220点/R:115点)だった頃は、最初のSP(文章が1つだけ載っている)の2題ですらなんとか解けるレベルでした。(時間もかなりかかり、しかも間違えていました)

私が2015年4/12日に570点(L:330点/R:240点)取得した時や2015年5/24日に560点(L:345点R:215点)取得した時は、最初のSPを解くスピードは少し上がっていました。解くのにかかる時間も短縮されていました。

 

 

解き方は、ここでは紹介しません。

なぜなら、「Part7」は今までの英語学習の仕方で点数が決まるからです。

「英語脳」にどれだけ近づいているかが点数に現れます。

 

 

例えば、「基礎文法ができていない」(前提条件)や「音読学習」「リスニング学習」をしていない方は、「英語脳」形成に時間がかかると思われます。

 

なので、ここで解き方云々言うよりは、これからの勉強法でPart7の点数が決まるのでここでは解き方はお伝えしません。

 

 

これからの勉強法

 

 

しつこいですが、基礎文法をまず復習してください。

終わり次第、音読学習・リスニング学習トレーニングに移ってください。

 

 

 

リーディングパート300点以上の方へ

 

 

私が、2015年7/26日に655点(L:355点/R:300)点取得した時や、2015年9/13日に710点(R:385点/325点)取得した時は、分からない単語が出てきても、意味が推測できる場合がたくさんありました。

基礎文法がほぼ完成した時点で、音読学習・リスニング学習を取り入れた勉強をしたことで、徐々に「英語脳」に近づいてきました。

※英語脳・・・英語を英語のまま理解する事です。

 

 

このことにより、文章を読むスピードが各段に早くなりました。

 

 

解き方も、ここではお伝えしません。

英語脳(英語力)を鍛える勉強をすれば、必ず点数は伸びてきます。

これは、地道でつらいことですががんばりましょう。

 

 

これからの勉強法

 

 

文章が載っている単語帳で語彙(単語)の数を伸ばしてください。(点数に合った単語本です)

公式問題集を使ったトレーニング(音読学習+リスニング学習)で勉強してください。

TOEICリーディングパート300点以上であれば、これらの勉強で点数が伸びてくると思います。

 

 

まとめ

 

リーディングパートで時間が足りないという方の対策としては、やはり日々のコツコツとした勉強が解決してくれると私は考えます。

最初は誰でも時間が足りないと悩みます。

そこから、勉強して徐々に時間内に解ける問題数が増えてきます。

以上です。