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TOEICの英単語を効率よく覚えるには音読学習・リスニング学習が必要?

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対象:TOEIC英単語を暗記できない方。どのようにすれば効率よく覚えれるかを知りたい方向けです。
私が実際に取り組んだ方法ですが、効果があったものを紹介します。
それは、「単語を覚える際に音読学習・リスニング学習+復習」を取り入れるということです。
もっと詳しく言いますと、単語だけが載っている本ではなくて、単語+文章が載っている本(CD付き)で単語だけでなく文章も音読・リスニング学習で覚えてしまうということです。
さらに、予習<<<復習で取り組むことでより記憶に定着します。
「単語なのに、音読?リスニング?」「見て、書いて覚えるのじゃないの?」と思われた方もいると思います。
見て、書いて覚えることができるのであれば全く問題ないと思います。
私が実感したのは「見て、書いて<<<音読・リスニング」の方が単語が覚えているということです。
実際の私の体験談ですが、高校時代の英語学習は、「見て、書いて単語を覚える」でした。
結果は、全く単語が覚えられませんでした。
高校3年始めの模試58点/200点→センター試験英語102点/200点と全然伸びていません。
大学時代は、「音読・リスニングで単語を覚える」でした。
結果は、教材の1冊のほとんどの単語を覚えていました。
大学3年生(2015年2/8~)340点→大学4年生(~2016年3/13)755点と1年で415点UPしました。
ちなみに、復習の量は圧倒的に高校<<<大学でした。
高校時代は予習メインで単語を覚えていましたが、大学時代は復習メインで単語を覚えていました。
やり方を変えるだけでこんなにも点数が変わるのかと、とても驚きました。

点数の差=語彙量の差

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私は点数の差=語彙量の差とも考えます。
こちらを見てください。
センター試験英語:4000語
TOEIC600点:5000語
TOEIC730点:6000語
TOEIC860点:10000語
と調べたら分かりました。
※あくまで目安です。
TOEIC600点の人とTOEIC860点の人では、260点しか変わらないものの、語彙量の差は5000語の差があります。
私自身の経験であれば、TOEIC340点だった頃は、センター試験レベルの4000語も覚えていなかったと思います。
TOEIC755点取得した現在だから分かりますが、TOEIC340点の頃の語彙量は今と比べかなり少ないと断言できます。
高校英単語どころか、中学英単語も抜けていたぐらいでした。
このように、語彙量の差が点数の差にも出てきます。
ひとつアドバイスになればいいのですが、TOEICの勉強に絞るのであれば、やはり単語本はTOEICに頻出の単語が載っている単語本を使用することをお勧めします。
高校時代に使用していた単語本をTOEICのために使用するのはお勧めしません。
なぜなら、高校時代の英単語も確かにTOEICに出るのですが、TOEICはビジネスに特化しているのでやはりTOEICに的を絞った単語本で勉強することが効率の良い勉強法だと私は考えているからです。
私がお勧めする英単語の暗記法
私がお勧めする英単語の暗記法は、音読学習・リスニング学習+復習を取り入れた暗記法です。
まず前提として、私が単語本を選ぶときは単語+文章が載っている本(CD付き)を選びます。
単語だけが載っている本は購入しません。
そして、文章を「音読学習」「リスニング学習」で覚えます。
「ん?文章?単語を覚えるのじゃないの?」と疑問に思われた人もいると思います。
私は、単語だけを覚えるのは非効率だと実感しました。
文章ごと覚えてしまうことで、単語だけでなく、覚えた単語の用法や、さらに文法も鍛えることができるからです。
「単語1つ覚えるのにも苦労するのに、文章ごと覚えるとかムリに決まってるでしょ」と思われた人もいると思います。
ここで重要になってくるのが、復習です。
何度も何度も何日も何日も音読学習・リスニング学習で復習するのです。
私であれば1スクリプト(1文章)あたり4周しました。
そして、音読・リスニングそれぞれ合計40回はしました。
そうしてようやく文章で覚えることができました。(全部が全部まるごと文章を覚えているわけではないです)
そしていつの間にか単語も覚えていました。
余談にはなりますが、私の勉強法は感覚的に学生時代の音楽の授業の歌の覚え方と似ています。
例を挙げます。

音楽の授業で、今まで知らなかった合唱曲などを歌詞を見ながら何度も何度も聞いたり・歌ったりしたことがあると思います。
音楽の授業があるたびにまた何度も何度も繰り返し聞いたり・歌ったりしたと思います。
そしてある程度日にちがたった時に、歌詞を見なくても歌えるという状況になりませんでしたか?

例えが分かりにくいかもしれませんが、私の英語勉強法とかなり似ています。
私が言いたいことは、復習がとても大事ということです。
そして、ただ見たり・書いたりするよりも声に出して音読したり・リスニングした方が覚えていると感じました。

初めて見る文章をたった1日で覚えれるわけがないのです。
現在、単語だけを覚えている方も1日だけでその日勉強した単語を覚えることはできません。
何度も何度も繰り返し音読・リスニングすることで、徐々に徐々に覚えることができます。
私もやってみてとても地味なトレーニングでしたが効果は絶大でした。
ですがひとつだけ不安に思ったことがありました。
やはり、復習に重点を置いているので、全く先に進まなかったのです。
これは私の結果論になるかもしれませんが、ガンガン前に進むよりも着実に一歩ずつ進んだほうが結果的にはゴールにたどり着ける効率が早いと私は感じました。
事実私は、予習<<<復習で勉強していましたが、結果1年で340点→755点だったので効率は良い方だと思います。
また、音読学習・リスニング学習を何度も復習したことによる効果ですが、半年後・1年後経過しても単語を覚えていました。(私は、1年間ほぼ毎回TOEICを受験していました。)
TOEICは1回だけ受験して目標点数がでたからTOEICの受験は終わりという人は少ないです。
点数が上がるまでに何度も受験する人が多いと思います。
なので今日覚えた単語が、半年後・1年後も覚えていないと意味がないのです。
歌に関してもそうだと思います。
昔毎日のように歌った歌が、半年後・1年後とかに流れてきても、歌詞を覚えていて口ずさむことができるという経験があると思います。
頭の中で単語の意味をイメージする
これも私がやってみて効果を実感しました。
これは、例えば「apple」という単語を見たら、「りんご」と訳すだけではなくて頭の中で
このようなイメージを頭の中で浮かべるのです。
これは単語だけでなく、文章でも同じことが言えます。
例えば、「I have a pen.」という文章でしたら、頭の中で

このようなイメージを浮かべます。
私は音読する時・リスニングをするときにこのようなイメージが頭の中でできています。
イメージだけじゃなくて手の動きや顔の表情も使う
例えば、「I give you a chocolate.」という文章でしたら

このようなイメージが頭の中でできています。
そして、この写真の男性の手の動きを真似してみるのです。
そうすれば「give」という単語は「渡す」のようなイメージなんだなと暗記しやすくなります。
TOEICに絞った本で音読・リスニング
TOEICに的を絞った文章付きの本で文章を音読・リスニングする目的はまだあります。
それは、TOEICに的を絞った文章付きの本で文章を音読・リスニングすれば実際の試験でもそのままの表現や、似たような表現が出る場合があります。(私も何回も経験しました)
音読したことのある文章・聞いたことのある文章なので、普通であれば英語→日本語訳に直すところを、英語→日本語訳が不要になるのです。
聞いた瞬間に、頭の中でイメージがうかんでいます。
例えば、「I have a pen」とリスニングが流れたとしたら、

すぐこのイメージが出てくるということです。
私がTOEIC初心者(300点~400点台)の方にお勧めする単語+文章付き教材(CD附属)
私が実際にTOEIC300点台の時に使用した教材はこちらです。
速読・速聴Basic2400ver.3です。
この本は、中学1年生~高校1年生レベルの単語が出てきます。
また、難しい文章はそれほどなく基礎を固めるにはもってこいの本だと思います。
この本を先程も言いました通り1文章あたり合計40回音読・リスニングしていました。
※1日で40回音読しても意味がありません。何度も日にちを分けて復習する事に意味があります。
まとめ
単語を覚える方法ですがたくさんあると思います。
半年後・1年後も瞬時に意味が分かるというレベルであればどの方法でも全く問題ないです。
しかし、瞬時に出てくることができなければ単語を覚えているとは言い難いです。
TOEICリスニングセクションPart3・Part4は長文なので、うる覚えの単語ひとつ出てくるだけでも「どういう意味だったっけ」という感じで、意識が分からない単語に向けられてしまいます。
その間にも文章は流れ続けているので瞬時に単語が分かるレベルまでになっていないとなかなか厳しいです。
そして、現在「見て・書いて覚えている」という方であまり単語を覚えられないという方は、今後は「音読学習・リスニング学習」で単語を覚えてみてください。
同時に、復習を何度もするということも気をつけてください。
以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。