目次
TOEIC初心者の教材ってどれを使ったらいいの?
TOEIC初心者の方
TOEIC初心者の教材で迷っている方
この記事を見て分かること
この記事を読むとTOEIC初心者のための教材が分かります。
私が実際に使用したことのある教材やおすすめする教材なので、はずれはないと思って書いています。
ただ、教材の使い方によってその教材が生きるか死ぬかが決まると考えます。
という経験ありませんか?
また、ネットの評判が良い教材や友人から勧められた教材を使ってみたがなんだがイマイチ・・・
という経験もないでしょうか?
私は、今まで何度もありました。
同じ教材を使っているにも関わらず、点数が伸びないのは決して「頭が悪いから」ではないです。
「正しい勉強法」「正しい教材の使い方=具体的な勉強の仕方」を知らなかっただけです。
せっかく、お金を使って教材を購入したのに「もったいない」ですよね。
今回は、教材とどのようにしたら点数が上がるのかという事も合わせてお伝えします。

TOEICの教材を使用する前に

TOEIC初心者の方へ
「我流」で勉強しないでください。→あなたが、頭が良く、自分の勉強法に自信があるなら別ですが。
なぜ、「我流」で勉強してはいけないのか?
答えは、「効率が悪いから」です。
初めから、「正しい努力の仕方」=「正しい勉強法」
そして、「正しい教材の使い方」=「具体的な取り組み方」を知っていれば、伸び悩みや失敗もある程度防げます。
「誰でも点数が上がる勉強法>>>東大の勉強法」で勉強すれば確実に点数は伸びます。
なので、「誰でも点数が上がる勉強法」で勉強しましょう。
英語初心者の点数が上がらない理由

・そもそも使用できる教材のレベルが間違えている。
これはどういう事かといいますと、TOEIC600点の方が使うような教材を英語初心者が使っているケースなどです。
これではあなたにあっていない教材を使用しているため、英語の伸びはあまり期待できません。
・基礎を理解していない
基礎とは例えば、基礎文法(中学文法+高校文法)や基礎単語(中学英単語や高校英単語)の事です。
特に、基礎文法が身についていなければ今後の点数の伸びはあまり期待できません。
英語初心者はまず、英文法を理解するべき

あなたは品詞分解ができますか?
もし、答えが「NO」もしくは「What is 品詞分解?」って感じでしたら要注意です。
なぜ要注意なのか、それは文章が読めないからです。
そしてリスニングにも影響してきます。
文法が分からないため、意味を組み立てることができなくて、単語と単語で意味を組み合わせてしまうのです。
この単語と単語の意味を繋げて文章の意味を取るということは、私がTOEIC初心者(340点)だった頃はまさにこんな感じでした。
なので、正しい意味がとれるように基礎英文法を抑えて、品詞分解ができるようにすることをお勧めします。
私がオススメするTOEIC初心者向け教材

今から、オススメする教材はTOEIC600点以下の方を対象としています。
※もしかしたらTOEIC500~600点の方は必要ないと感じられるかもしれません。
基礎文法書(私がこれからお勧めする教材)であれば、必ず全て理解してください。
説明が分かりやすくて、簡単なため理解できると思います。
リーディング
単語本
例文で覚える中学英単語・熟語1800です。
この本は、中学生で習う必須の英単語が載っています。
「中学時代から時が止まっている」という方は是非この本から取り組んでみてください。
しつこいですが、この本に載っている単語は今後必ず出てきますので、この本の単語は全て覚えたほうがいいです。
次にこの本です。
速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3です。
この本は、中学1年生~高校1年生までの単語が載っています。
この本の特徴として、文章+単語が載っているCD付きの本です。
音読やリスニング学習を取り入れていない方は、この本から音読学習・リスニング学習をしてみましょう。
せっかくCDも付いているのですから、ただ黙って文字を読んでいるだけではもったいないです。
私の高校時代の失敗例がまさにそうでした。
文章をただ黙って見ていました。
結果点数が伸びませんでした。
私は、この本もそうでしたがこれまで出会った文章付きの本は全て音読・リスニングしています。
結果は必ず出てきます。
ですが、ただ何も考えず音読したり集中していないくてリスニングを聴いたりしても効果はないです。
英文法
反復学習が命です。
あなたは、復習をしていますか?
そして、それは正しいサイクルで復習していますか?
これから勉強していく上で、必ず勉強したことは何度も復習することをお勧めします。
正しいサイクルとは、どのようなサイクルかと言いますと、エビングハウスの忘却曲線を使用した復習の取り組み方です。
エビングハウスの忘却曲線を使用した正しいサイクルを実際の例を挙げて説明します。
例:単語本を使用して1日5文章ずつ進めていくケース
1日目:文章1~5まで勉強する(予習)。
2日目:文章6~10まで勉強する(予習)。→1日目に勉強した文章1~5を復習する。
3日目:文章11~15まで勉強する(予習)。→2日目に勉強した文章6~10を復習する。
・
・
7日目(1週間後):文章31~35まで勉強する(予習)。→6日目に勉強した文章26~30を復習する。→1日目に勉強した文章1~5を復習する。
8日目:文章36~40まで勉強する(予習)。→7日目に勉強した文章31~35を復習する。→2日目に勉強した文章6~10を復習する。
・
・
という感じで進めていくことがエビングハウスの忘却曲線を使用した正しい復習のサイクルです。
このエビングハウスの忘却曲線を使用した正しい復習のサイクルを守ることができれば、勉強した内容を忘れるということを減らすことができます。
せっかく勉強したことが、1週間後、1ヶ月後と忘れているのであれば勉強した意味がありません。
なので、必ず復習を取り入れてください。
これは私が実際に復習学習を中心に勉強したことから言えることですが、予習<<<復習中心で勉強したほうが必ず点数が伸びると言えます。
予習中心で勉強された場合、1年でTOEIC755まで上げることはできなかったはずです。
予習中心の勉強(復習を取り入れていない勉強)は、高校時代経験しており、案の定失敗しました。
英文法の教材
中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。です。
本書は、中学文法を一から復習するための教材になります。
TOEIC初心者は、確実に基礎文法ができていないためまずはこの本を完璧にしましょう。
私がTOEIC340点の頃もこの本から始めました。
私の場合、知っている場所もあれば知らなかった(忘れていた)場所もあったので、その穴を埋めていました。
確実に失敗するケースが、TOEIC初心者がいきなり「TOEIC公式問題集」「テクニック本」を使い勉強することです。
確かに「公式問題集」や「テクニック本」で、目先の点数(50点~100点)ぐらいは、取れるかもしれません。
ですが、TOEIC500~600点以上の点数は取れないでしょう。
取れたとしても、かなりの期間が必要になるでしょう。それは、「効率が悪い」のでやめましょう。
次に、紹介するのはこの本です。
新TOEICテスト 英文法をはじめからていねいに (東進ブックス)です。
本書は、中学英文法+高校英文法の基礎が載っている本です。
1.で紹介した中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく+本書で基礎文法完成です。
文法書を選ぶときのポイント
・(人によりますが)厚すぎない本。
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)です。
私は、一億人の英文法という本を購入しましたが、この本は結構厚い本です。
勉強が嫌いな頭の悪い私だけかもしれませんが、厚い本を見てしまうと拒否反応がでてしまいました。
一億人の英文法は内容が濃くて、細かな部分ものっているため、文法の分からないところをこの本で調べるという文法辞書のような感じで使用しています。
本の内容は素晴らしいですが、私みたいな人にはあまりお勧めできません。
・品詞の説明が必ず載っている本
品詞とは、主語、動詞、形容詞、副詞、目的語、修飾語などです。
・SVOなどの文型が載っているもの
SVOやSVC、SVOOなど文型全て覚えましょう。
・文法の説明が分かりやすいもの
私は、簡単かつ説明が分かりやすい本が自分には合っていました。
先程お伝えしたように、分厚い本ですと、細かく説明はしてくれるのですが、TOEIC初心者には難易度が高いな(TOEIC初心者の段階では覚えなくてもいい)という内容もありました。
リスニング
CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)です。
この本は発音の仕方(口の動かし方)が載っている本です。
この本に書いてある発音ができるようになると、リスニングで聞き取れる単語量が増えます。
もし、リスニングしていて聞き取れないなと思うことがあればこの本で発音を身につけてみることをお勧めします。
この本は、毎日コツコツ勉強できる方に向いています。
中途半端にこの本をやってしまうと、何も効果を得られないということになってしまうからです。
発音を学ぶ良いところは、一度覚えてしまうとなかなか忘れないところです。
私の場合、留学中にフォニックス発音トレーニングブックで発音を学びましたが、未だに結構発音はできると思っています。
なぜかといいますと、口や舌が勝手に動くからです。(体で覚えている感覚)
体で覚えている感覚になるまでに、かなり練習しました。
1日あたりの勉強時間は、1日2時間の発音授業+復習1時間合計3時間を6週間していました。
なので、コツコツ出来る人に向いているということです。
発音の重要性はこちらにも記事を書いているのでよろしければ、見てみてください。
まとめ
TOEIC初級者はまず基礎文法から始めましょう。
基礎文法(品詞分解も)できないのに、文章が読めるはずないので、いくら問題集で問題を解いても時間の無駄です。
かなり重要ですが、文法の理解度はリーディングはもちろんリスニングにも関わってきます。
基礎文法が理解できていないと、必ずTOEIC500~600点で伸び悩みます。そして、それ以降伸びません。
TOEIC初級者が中学文法からやり直すのは、嫌かもしれませんが始めからやり直しましょう。
TOEIC初級者は、基礎文法を固めることが効率の最も良い勉強法です。
以上です。