目次
TOEIC初心者(600点未満・リーディングパート300点未満)が公式問題集を使って勉強しても効果は薄い

TOEIC初心者の方。TOEIC初心者の方で公式問題集のような問題集から勉強を始められている方。
TOEIC初心者(600点未満)の方がTOEIC公式問題集を使って勉強しても効果は薄いと考えます。
なぜなら、基礎文法ができていない可能性がありますし、語彙量も少ないから文章が読めない(速く読めない)可能性があるからです。
TOEIC600未満の方でも基礎文法(中学文法+高校文法)はほぼ完ぺき、語彙量も他の教材と合わせて勉強してますという方であればTOEIC600点未満からでも使用していいと思います。
ちなみに私は、TOEIC340点→TOEIC570点を達成した時は、TOEIC公式問題集のような問題集は使っていません。
問題集を使わなくても、TOEIC600点達成することはできます。
これを読んでいただければ、問題集を使うやり方とは別に問題集を使わない勉強というものもあるということを理解していただけると思います。
もし、現在TOEIC公式問題集などの問題集を使って点数が伸びないという方は是非読んでいただきたいです。

TOEIC公式問題集は本番に近い問題集

TOEICを解くにあたって必要な単語や文法などの英語力が鍛えられます。
ただし、問題の解き方や勉強の取り組み方は載っていません。
なので、その点は他の問題集の方が勉強した効果は出るでしょう。
TOEIC公式問題集に出ている単語が最も本番に出やすい
私がなぜこんなことをお伝えするかと言いますと、本屋さんに並んでいる単語帳に「TOEIC頻出単語○○」などのたくさんある本の中に頻出ではない単語本が置いていたりするからです。
これはなぜ起こるのかと言いますと、TOEICを受験したことのない人でもTOEICの本を出版することができるからです。
なので、TOEICに出てくる単語を覚えたいのであれば、一番出てくるのはTOEIC公式問題集だと考えます。
そして、次にTOEICを毎回受験されている方が出版されている単語本です。
私が実際に使ってみてすごい良かった本を出版されている方であれば、前田ヒロさんや中村澄子さんが出版されている本です。
この方達は、毎回TOEICを受験されています。
なので、頻出TOEIC単語や文法などが分かっています。
旧バージョンの公式問題集は使えるのか?

私は使えると考えます。
なぜなら、調べた所公式問題集で出てくる単語が本番のテストでも出てくるそうです。
私も2017年始めに受験してみて確かめる予定です。
問題形式が変わったからといって英語力を鍛えるという勉強の本質が変わることはありません。
旧TOEIC公式問題集でリスニング・リーディングも鍛えられます。
TOEIC公式問題集の役割

TOEIC公式問題集などの問題集は解いて→答え合わせして終了という勉強をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も高校時代はその一人でした。
案の定、点数が全く伸びていなかったです。
TOEIC公式問題集などの問題集は解いてからが勉強です。
ちなみに私は、TOEIC公式問題集を下記のような取り組み方をしていました。
- 時間を測って問題を解く
- ◯か×だけ付けて、答え合わせはまだしない
- もう一度時間を測らずに問題を解く
- 答え合わせをする→なぜ間違えたかを必ず考える
- 文章を精読+音読+リスニング学習をする(音読とリスニングは×3~5回)
- 次の日も⑤をする
- 一週間後も⑤をする
- 1ヶ月後も⑤をする
という勉強法です。
これぐらい復習中心に力をいれていました。
このような勉強をしたことによって、身についたことがあります。
問題のパターンが分かるようになった
問題のパターンとは、「このような問題は多分このようなことがきかれるだろう」「そして答えはこんな感じだろう」と少しあいまいですが、問題集を使い込んでいただいたらなんとなく伝わると思います。
問題パート毎のトークパターンが分かるようになった
私が実感したことは、リスニングパートPart3・Part4です。
文章の中盤で、例えば
男「we have a machine problem. I did keep in touch by phone and I head for the company to resolve the problem.」
女「I see. Let me know if you resolve the problem.」
ちょっと例えが悪いのですが、私はこのような問題を見たら「あ~、はいはい。多分男の人は次に何をしますか?」のような質問問題が最後に来るなと分かります。
これはトークパターンの一つの例です。
現在公式問題集を解いているTOEIC初心者の方は要注意かも?

私がTOEIC340点だったときは、先ほどの
男「we have a machine problem. I did keep in touch by phone and I head for the company to resolve the problem.」
女「I see. Let me know if you resolve the problem.」
のような文章は、Part7で出てきても読むことができなかったです。
ましてやリスニングで出てきて聞けるはずもないです。
なぜこのようなことが起きたかを考えたときに、基礎が全く身についていないからだと考えました。
TOEIC初心者のあなたに質問です。
この文章の意味が取れますか?
そして品詞分解ができますか?
この文章が伝えたいことがあっていればOKです。
しかし、この文章が伝えたいことと間違っている(意味の取り方が間違えている)場合は要注意です。
私はこのような難しい文章の意味はとれませんでした。
そして品詞分解できませんでした。
当時の私は、「品詞とは?」「形容詞とは?」「副詞とは?」「前置詞とは?」という状態ですからわかる単語を繋げて意味をとっていました。
もちろん、単語も分からない・文法も分からないという状態でした。
そんな状態では意味がとれるはずもありません。
当然このような状態でいくら問題集を解こうが、問題慣れして少し点数が上がるぐらいで、大幅に点数が伸びるということはありません。
つまりいくら勉強(問題集を解く)しても効果は薄いです。
なので、基礎からスタートすることなりました。
中学文法を1からやり直すという学習です。
もちろん、「形容詞、副詞、前置詞、修飾語」などなど基本的な事は全て抑えました。
そして、品詞分解ができるようになりました。
品詞分解ができてからは、意味がほぼ100%とれるようになりました。
これは、今まで出会った全ての文章を品詞分解してきたおかげです。
なので、まだ文章が読めないというTOEIC初心者の方は、まず品詞分解ができるということをゴールに設定してみるのも良いと思います。
TOEIC600点未満の方は公式問題集はまだ早い?

私はTOEIC600点未満の方(リーディングパート300点未満)の方はまだ、TOEIC公式問題集のような問題集を使って勉強するのは早いと考えます。
もちろん、私と反対の考えで公式問題集を使って勉強したほうが早くTOEICの点数が伸びるという方もいらっしゃると思います。
私は効率が良い勉強法としても問題集を使わない方が良いと考えます。
私の場合350時間の勉強で、TOEIC340点→TOEIC570点に到達しました。
重要なのは勉強時間だと考えます。
もっと最短で点数を伸ばすことができる勉強法があるのであれば、そちらのほうが確実にいいでしょう。
そして、最短で点数を伸ばしたいのであればまずは、「正しい勉強法」の重要性について知る必要があります。
特に、これから勉強を始められる方や、点数が伸びない方は是非見て欲しいです。
「正しい勉強法」の重要性についてはこちらから。
ここまでのTOEIC学習ではいっさい問題集は使っておりません。
全て基礎固め、文法の勉強+単語(音読学習+リスニング学習)の勉強にあてました。
TOEIC公式問題集のような問題集を使わなくても効率よく大幅に点数を伸ばすことができます。
そして、基礎固めをしたことにより、TOEIC600点、TOEIC700点の壁を越えれるようになりました。
もし基礎固めをしていなかったら、この壁を乗り換えられないか、もしくは超えられるまでに時間がかなりかかるということになっていました。
これは私の経験上間違いないと考えます。
まとめ
私のTOEIC公式問題集の使い方はこちらに載せています。
是非こちらを見て取り組んでみてください。
最後にしつこいですが、TOEIC公式問題集を使うのは点数で判断したほうが良いと思います。
私が考えるのはTOEIC600点以上の方が使うべきだと考えます。
そのほうが、効果が最も良いと考えるからです。
TOEIC初心者の方で点数が伸びない方は、是非一度中学文法からやり直すという学習をしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事の感想などをお問合せから送っていただけますとやる気が出ます(笑)
以上です。