TOEICが役に立つ4つのシーンと役に立たない1つのシーン

対象
・Toeicが将来的に役に立つかどうかを疑問に思っている方
・英語力を鍛えるためにTOEICの勉強をするのか迷っている方
・就活を控えている方や大学院進学を考えている方等

この記事でわかること
・Toeicがどのような場面で役に立つのかまた役に立たないのかが分かります。
・英語力を鍛えるためにTOEICの勉強をするべきなのかという事が分かります。

 

私は、TOEICが役に立つシーンが4つあると考えます。

そして役に立たないシーンが1つあると考えます。

 

 

役に立つシーンは、就活・大学院進学・論文・海外旅行・(転職)だと考えます。

役に立たないシーンは、実用英会話だと考えます。

 

 

今回役に立たないシーンを実用英会話と挙げましたが、英会話を将来的に習得するにあたってのTOEICの学習はアリだと思います。

そして、将来的に英語力を高めたいと思われている方がTOEICの勉強をするのは良いと思います。

なぜなら、TOEICの学習が英会話の基礎になり、英語力が向上しているのかを測るにはもってこいのテストだからです。

 

 

私個人の意見として参考にしていただきたいのですが、「TOEICが就活に役に立った」と私は思っています。

実際に人事の方がTOEICで私をとっていただいたのかそれとも他の何かでとっていただいたのかはわかりませんが、TOEICが絡んでいることは間違いないと思います。

 

 

TOEICが起点として他のアピールも評価していただいたと感じています。

TOEICが起点になったとはどういうことかと言いますと、TOEIC700点台を取得したことによって、他の話も信用性が増したといいますか、面接官の方が興味を持っていただいたという印象は受けました。

また、理系ということもあってか、TOEIC755点というのはどこの企業も褒めていただきました。

 

 

今回は、「先程挙げた4つの役立つシーンと役立つ理由」をお伝えします。

 

 

そもそもTOEICって何?

 

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TOEICL&RTestは英語力を測る年間で200万人以上の方が受験されているテストです。

TOEIC受験者の推移はこちら公式サイトから。

 

 

今では大学生や社会人の方誰でも一度はTOEICという言葉を耳にしたことがあると思います。

特に、就活を控えた大学生や転職を希望されている方であればなおさらだと思います。

というのは、日本の企業がTOEICのスコアを英語力を測る指標として用いているからです。

 

 

TOEICの勉強は無駄?

 

 

TOEICはリスニングとリーディングしか測れません。

なので、ライティングとスピーキングの能力があるかどうかというのは分からないのです。

 

 

TOEICの勉強を頑張ってもしゃべれるようにはならないのでは?」という疑問を持っておられる方もいらっしゃると思います。

私も勉強する前はこのような疑問を持っていました。

 

 

しかし、勉強してみて分かった事があります。

・「確かにTOEIC755点レベルでは、流暢にしゃべれるようにはならない」

・「しかし、TOEICの勉強は英会話の基礎になる」ということです。

 

 

TOEIC初心者だった私だから分かりますが、英語初心者の方がTOEICの勉強は意味がないといって英会話から初めても得られる効果は薄いです。

なぜなら、基礎が出来ていないからです。

 

 

基礎が出来ていないため、文章を作ることが出来ないと思います。

また、相手の言っていることも分からないと思います。

 

 

これは、私の留学経験でも全く同じでした。

TOEIC初心者だった頃は相手の言っていることがさっぱり分かりませんでした。

しかし、不思議なことにTOEICの勉強をすればするほど相手の言っていることが徐々に分かるようになりました。

 

 

私は、「TOEICの勉強をして英会話の基礎を身につけた」と思っています。

そして、TOEICを勉強した事によって相手が何を言いたいのかが分かるようになりました。

これは、聞き取れない部分があっても相手が何を伝えたいのかを取ることができるという事です。

なので、将来的に英会話をゴールにしている方もTOEICの勉強をするのはアリだと思います。

 

 

これは余談ですが、「TOEICの点数が高くて英会話ができない」っていう人は多いと思います。

しかし、「TOEICの点数が低くて英会話ができる」っていう人は多分いないです。

スコアが低いという事はリスニングが聞けないという事なので、相手の言っていることが分からないはずです。

相手の言っていることが聞けないのに英会話ができるというのはあり得ないと思います。

 

 

TOEICが役に立つ場面

 

 

就職活動

 

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役に立つと思います。

まず、必ず役に立つと分かっているのは、就活においてTOEICの点数が必要な企業です。

外資系であったり、大手製薬会社等、TOEICでエントリーシートを足切している企業もあります

どれだけ頭が良くてもTOEICの点数がないだけで、受けることができなくなるのです。

このような会社を受ける方は必ずTOEICが必要になります。

 

 

私もTOEIC就活を経験して分かったことですが、TOEICの評価をする際に評価の仕方が2通りあったと思います。

1つ目は、英語力自体を評価していただいたことです。

しかし、個人的にはこちらはあまり評価していただけなかったと思っています。

ただ、ほとんどの企業がTOEICの点数を褒めていただきました。

 

 

2つ目は、努力を評価していただいたことです。

個人的に面接においては、英語力自体の評価よりも努力を評価していただいたと思っております。

なぜかといいますと、面接官の方がどうやってTOEICの点数を取得したのか?どのような工夫をしたのか?などのプロセスを聞いてこられたからです。

なので、面接官の方は点数よりも取得までのプロセスが気になっているのだなと分かりました。(私の場合1年間でTOEICを415点をUPさせたというのもあると思います)

 

 

大学院試験

 

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役に立ちます。

大学院試験で、専門分野+英語の試験が入ってくるためTOEICが必要になるケースもあります。

大学院試験でTOEICのスコアを提出しなければならないという事は近年増えていると思います。

 

 

私がもしかしたら受けるかもと気になって調べていた大学もTOEIC600点必要でした。

ちなみに理系の大学です。

個人的に見ていて600点~700点ほど必要とする条件が多いと思いました。

 

 

なので大学院を目指している方も、受ける大学がTOEICが必要か不要かを見ておきましょう。

 

 

英語の論文

 

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役に立つと思います。

私は理系ということもあり、英語で書かれた論文を見たことが何回もあります。

そして実際に訳す際に、基礎文法ができていたため単語だけがわからないという状態だったので、単語を調べればほとんどの文章が読めました。

たまに、難しい文法もあり調べた時もありますが。

 

 

正直な話、論文レベルは基礎文法ができていないとかなり苦しいと思います。

大学院を受けるために必要なTOEICの点数が600点~700点というのも納得がいきます。

これぐらいの点数がなければ論文が読めないから大学院で求められるスコアがこれぐらいの点数に設定されているのだと思いました。

 

 

海外旅行

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役に立つと思います。

TOEIC755点取得した現在であれば、オンライン英会話も以前と比べてはるかにスムーズにできているため旅行においても力を発揮できると思います。

私の個人的な意見ですが、文法力よりも語彙力がないとやはり厳しいと思いました。

理由は、下記の余談からも分かっていただけると思います。

 

 

余談ですが帰国中にこんな経験がありました。

私はフィリピン(セブ島)で留学していました。

行きは直行便で行けたのですが、帰りがなんとセブ島→マニラ経由→日本のチケットだったのです。

 

 

ここでひとつ不安な疑問がありました。

それは、キャリーバックを経由先であるマニラで受け取るのかそれとも日本で受け取るのかということです。

 

 

私は、最初マニラで受け取ると思っていました。

事前にネットで調べていたところ、経由先であるマニラでは受け取らず日本で受け取ると書いてありました。

 

 

しかし、私は心配性であるため確認をしました。

その時に「Where will this baggage go and Where will i get this baggage ?」と聞くことができました。(帰国後当時はTOEIC400点後半~500点台です。)

 

 

相手の方が「You are ganna get in kix」のような感じで答えてくれました。(確かkixだったと思います)

Kixは空港コードということが事前に調べて分かっていたため、安心することができました。

今となってはもうちょっといい伝え方があったなとは思ったものの上出来だったと思います。

 

 

それとこれだけではありませんでした。

経由先でのマニラ空港での突然の搭乗ゲート変更です。

一回目のアナウンスでなんとなくですが、何を言っているのかがわかりました。

「とりあえず、やばい」ということで、急いで変更前のゲートに向かっていたのを覚えています。

 

 

アナウンスが何回も流れてくれたので、途中で気付くことができました。

その時のアナウンスは覚えていないのですが、案の定私は音読学習・リスニング学習を毎日していたので、聞けました。

 

 

TOEICが役に立ったと心から思った日でもあります。

もし留学ではなくてただの海外旅行を一人で行っていたと思うとゾッとしますね。

留学中にちゃんとTOEICの勉強していて良かったです。

 

 

TOEICが役に立たない場面

 

 

実用英会話

 

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役に立たないと思います。

TOEIC755点の私が意見すると、この点数以上の方々から批判されると思うので、TOEIC755点レベルでのお話をさせていただきます。

 

 

TOEIC755点レベルでは、実用英会話ができるとは思いません。

1年間留学していましたという人でこのぐらいの点数を持っている方であれば別ですが。

TOEICはビジネスの問題が多いですが、だからといってビジネス英語が話せるといったらそうでもないと思います。

 

 

全く英語が話せないの?と言われればそうでもないです。

私は時間は少しかかりますがなんとか伝えることが出来ると思います。

しかし、これでは流暢に会話しているとは言えません。

なので、実用英会話では役に立たないと考えます。

 

 

しかし、TOEIC755点は英会話の入口だと考えています。

個人的な話ですが、TOEIC800点とったら英会話の勉強を始めようと思っています。

なぜ、TOEIC755点~800点が英会話の入口なのかといいますと、800点レベルから英会話を勉強したほうが英会話の伸びが早いとわかっているからです。

 

 

TOEIC初心者のうちに英会話を勉強しても、伸びる効率が悪いので私はしませんでした。

なぜ効率が悪いのかといいますと、単語も知らない、文法も知らない、リスニングも聞き取れないTOEIC初心者のままでは明らかに伸びる効率は悪いと考えているからです。

 

 

まとめ

 

 

私が考えるTOEICが役に立つ場面は、就職活動、大学院進学、論文、海外旅行です。

その他にも、転職なども役に立った方もいらっしゃると思います。

 

 

私が考えるTOEICが役に立たない場面は、実用英会話です。

しかし、TOEICの勉強をする事は、実用英会話の基礎になるのは間違いないと思います。

なので、英会話を将来的に習得しようとされている方も、TOEICの勉強から入るのはアリだと思います。

 

 

他に英会話を身につける方法として、英会話スクールに通うなどもありますが、英語初心者の時から英会話スクールに行っても何もしゃべれないというのが正直な話です。

私がTOEIC340点だった時の6週間留学で全くしゃべれないと思い知らされました。

 

 

留学先にいた生徒はTOEICの点数が高ければ高いほど喋れる量も多い(語彙量が多い)し、文法も素晴らしいと先生が褒めていたのを見ていました。

そして、もちろん相手の言っていることも理解されていました。

 

 

私がTOEIC340点だった頃は、リスニングも聞けなかったので相手の言っていることも分かりません。

TOEIC高得点者は、毎週行われるスピーチの内容を理解していました。

私は全然聞き取れませんでした。

 

 

この事からも、TOEICの点数が高いと英語力も高いという事が分かりました。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

以上です。