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TOEIC初心者(400点以下)の社会人はまずTOEIC600点を目標にするべき

対象:現在TOEIC400点以下の社会人の方で、どうすればTOEIC600点とれるのかを知りたい方向け
なぜ、TOEIC600点を目標にしなければならないのかと言いますと、TOEIC600点(リーディングパート300点)取れていない人は、確実に「基礎文法(中学文法+高校文法)」が抜けているからです。
そして、TOEIC600点以上取得したいのであれば、「基礎文法(中学文法+高校文法)」は必須です。
私は、TOEIC340点(2015年2/8~勉強スタート)→TOEIC570点(2015年4/12日)→TOEIC655点(2015年7/26日)→TOEIC755点(2016年3/13日)という道のりでTOEICを受験してきました。(細かく言うと合計9回受験していますがここでは述べません)
300点台・500点台・600点台・700点台を経験しました。
そこから確実に言えることが、「TOEIC600点以下は基礎文法が抜けているところがある」ということが分かりました。
そして、TOEIC600点が最初の壁になります。
もっと細かく言いますと、TOEICリーディングパートで300点が最初の壁です。
TOEIC600点以上を目標にしているのであれば、基礎文法は必須ですので、TOEIC初心者(400点以下の方)は必ず基礎文法をやり直すか・もう一度見直すということをお勧めします。
TOEIC上級者の方で基礎文法があいまいな人はいません。
もう一度見直して、分からないところは確実に抑えましょう。

TOEIC初心者(400点以下)がTOEIC600点をとるためには

ここでは、TOEIC初心者(400点以下)の方が、TOEIC600点を取得するために必要なことをお伝えします。
①基礎文法
②基礎英単語・基礎英熟語
③TOEICPart1・Part2で7~8割は平均的に正解できる
④毎日継続して最低2~3時間は勉強できる
これらのことが必要であることをまず知ってもらいたいです。
ひとつひとつ解説していきます。
①.基礎文法
中学英文法+高校英文法のことです。
正直に申しまして、TOEIC600点以下(リーディング300点以下)の人は基礎文法がどこか確実に抜けている可能性が高いです。
そして、これは意外かもしれませんが、特に中学英文法が抜けています。
ある程度は理解できていると思っていても、どこか抜けている場合が多いです。
自分もその一人でした。
空いている穴を塞がない限り、これからどれだけ勉強しても点数が伸びるのは遅いでしょう。
ちなみに、私は中学文法を1からやり直しました。
常日頃、問題集を解いているTOEIC初心者の方と比べたら実践的ではなく、伸びが感じられにくかったです。
しかし、それで良かったのです。
今だから分かりますが、TOEIC500点未満の人で、問題集を解いている人と比べ結果的に1から勉強をやり直したほうが、点数の伸びが早かったと今なら言えます。
②.基礎英単語・基礎英熟語
中学英単語・中学英熟語・高校英単語・高校英熟語は最低知っておかなければなりません。
センター試験を受験された方は、中学英単語・熟語、高校英単語・熟語を覚えている方が多いのではないでしょうか。
中学英単語・熟語、高校英単語・熟語+アルファでビジネス英単語が出てきます。
なので、どうせ勉強するのであれば、単語を覚える本はTOEICに特化した本が良いでしょう。
センター試験で活用されているDUOやシステム英単語などの単語帳は、センター試験向きですがTOEICには特化されていません。
なので教材を変更することをお勧めします。
私がお勧めするのは、単語+文章が載っている(CD付き)の単語本を購入することをお勧めします。
なぜなら、単語だけ載っている本で、単語だけ勉強するのは効率が悪いからです。
どうせなら、単語+リスニング+リーディングが鍛えられる本を買ったほうが良いです。
③.TOEICPart1・Part2で7~8割は正解できる
TOEICPart1・Part2は、簡単な文章で構成されているため、基礎文法が出来ていればある程度聞けるはずです。
しかし、基礎文法+リスニング学習+音読学習を取り入れていなければ、Part1・Part2で正解率が上がるまでに時間がかかるでしょう。
基礎文法+リスニング学習+音読学習を毎日続ければ、まずPart1・Part2に成果が出てくると思います。
私もTOEIC340点だったときは、Part1・Part2ですら何を言っているのかわかりませんでした。
しかし、基礎文法+リスニング学習+音読学習を続けたところ、TOEIC570点取得できました。
TOEIC570点取得出来た時は、Part1・Part2がある程度聞けるようになっていました。
④.毎日継続して最低2~3時間は勉強できる
社会人のみなさんは、「忙しい」「時間がない」からさっさと点数を上げたいと思っている人が多いと思います。
しかし、英語はそんな簡単に向上できるものではありません。
毎日継続して、勉強した人だけが効率よく点数を伸ばすことができます。
筋トレと同じです。
サボったら落ちますし、続ければ向上します。
忙しい社会人にとって時間を作り出すことは大変です。
しかし、テレビを見る時間を減らしたり、いつもより1時間だけ早く起きてみたり、通勤電車でリスニング学習したりと、空いた時間をうまく活用しましょう。
自分が点数取得に向けて「本気」になることができれば、時間は確保できると思います。
転職のため、昇格・昇給のため、海外旅行のためと実現したい目標を持つことが大事だと思います。
TOEIC400点未満の社会人がTOEIC600点取得するために毎日すること

①基礎文法学習
・中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく
この本は、英語を1から始める(やり直す)時に、文章を読むにあたって必須である文法事項(中学文法)が載っています。
ここに載っている事はすべて覚えましょう。
逆に、ここに載っている文法事項(中学文法)を知らなければどこかで必ずつまづき、悪い伸び悩み方がきます。
悪い伸び悩み方とは、どれだけ勉強しても点数が全然上がらない事を言います。
・新TOEICテスト英文法をはじめからていねいに
この本も、文章を読むにあたって必須である文法事項(中学文法~高校文法)が載っている本です。
この2冊で基礎文法が完成になります。
基礎文法完成により、TOEICで大幅に点数を伸ばすための土台が完成になります。
分からないところは必ず調べて解決してください。
②リスニング学習+音読学習
・速読速聴・英単語Basic 2400 ver.3
レベル:TOEIC300点~400点以下の英語初心者
TOEICで必須になる中学単語基礎~500点レベルの単語が載っています。
この本は、中学一年生から高校一年生までの単語、熟語、表現が載っている本です。
TOEICで必ず必須の英単語のため、全て暗記しましょう。
①基礎文法が終了していて、基礎文法をほぼ理解していたら、速読・速聴英単語Basic2400ver.3の文章が全て読めるはずです。
以上がTOEIC初心者(400点以下)向け教材紹介になります。
③復習が一番大事
「復習」をしなければ、記憶の定着は見込めないので1日に取り組む時間が予習<<<復習になるぐらいが良いです。
「復習」を取り入れていないTOEIC学習者の点数の伸びは遅いと思われます。
私の場合、記憶力が弱いので先程①基礎文法で紹介した教材であれば、最低2周~3周はしました。
②リスニング学習・音読学習で紹介した教材であれば、3周しました。
3周といっても、1文章あたり10~20回は音読・リスニングをそれぞれしました。
なので、もう一度文章を見返した時に単語はほぼ覚えていますし、文章も暗唱できるぐらいまで覚えました。
なぜこんなに復習が大事なのかといいますと、今日した勉強を1ヶ月後・半年後・1年後と覚えていなければなんの意味もないからです。
例えば、[1/1に2時間、単語を勉強して覚えました→1ヶ月後の2/1、ほとんど覚えていません]だったら1/1にした勉強は全く無意味の勉強法だということです。
TOEICを勉強されている方はこれから何回もTOEICを受験することと思います。
私であれば、今までに9回受験しました。
今やっていることが1ヶ月後のTOEICで出るかもしれませんし、半年後・1年後のTOEICで出てくるかもしれません。
その時に、「あ、これなんだっけ?昔やったけど忘れちゃった」では一向に点数が伸びません。
いきなり高い目標はよくない?

現在TOEIC400点未満の初心者がTOEIC800・900点目標にしているとします。
もし、数ヶ月~半年間勉強して全く点数が伸びていなかった場合、確実に挫折してしまいます。
英語の伸び方は毎日の勉強の積み重ねによって決まります。
なので、自分が1日あたり平均どれぐらい勉強しているのかを計り、何ヶ月・何年で目標達成できるのかの計画を立てましょう。
ちなみに、TOEIC満点英語講師TEX加藤さんによりますと、TOEICで100点上げるためには200~300時間かかるそうです。
※正しい勉強法で勉強した場合
これから、勉強される方は自分の目標点数と目標点数を実現させるために必要な勉強時間を知り、勉強していきましょう。
まとめ
400点以下の方はまず、TOEIC600点を目標にしましょう。
ポイントは、「迷ったら中学文法を1からやり直す」です。
以上です。