TOEICの勉強に発音はリスニングの点数アップには不可欠である

TOEICの勉強に発音を取り入れる?それとも取り入れない?

 

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対象:TOEICの勉強法に発音を取り入れるか迷っている方

 

TOEIC受験者の中で発音を勉強されている方は少ないのではないでしょうか。

今まで、中学・高校と英語の勉強で発音は勉強してこないので、発音を勉強しないのはあたりまえっちゃあたりまえですよね。

 

 

たった6週間ですが留学を経験した私が意見をお伝えします。

TOEIC学習に発音は必要である。

しかし、大声ではっきりと「必要です」とは言えない。

 

 

曖昧な答えなんですが、絶対に必要であるとは言い切れないのです。

私の発音必要度を数値化すると、80%はやったほうがいい、残り20%は本当に必要なのか自信がないというのが本音です。

 

 

私は6週間の留学期間中に発音を学びました。(教材は後から紹介します)

私は、発音のおかげで点数が上がったと思っております。

 

 

じゃあ、発音っていいじゃん?って思われた方がいると思いますが、「発音は英語学習にはいらない」「発音を学ぶ時間で他の勉強をすればその分点数が伸びる」という事をおっしゃっている方もいます。

事実、そのような発言をされている方は発音を勉強しなくても点数が伸びているのだと思います。

なので、私は100%自信を持って発音は必須であるとは言いにくくなりました。

 

 

目標点数によっても発音の必要性は変わってくると思います。

例えば、TOEIC初心者の人がTOEIC500点を目指すのであれば、正直必要ないかなって感じです。

むしろ、発音を勉強する時間に他のことを勉強された方が効率はいいのでは?と思う事もあります。

TOEIC600点以上を目指すのであれば、私は発音を学習カリキュラムに取り入れることをお勧めします。

 

 

実際に発音を学んだ私の意見はこうです。

「発音できない音は聞き取ることができません」

 

 

 

発音を学ぶメリット

 

①リスニングが聞けるようになる

 

 

 

みなさんは、リスニングPart1・Part2にひっかけ問題としてよく出てくるwalkとworkの違いが分かりますか?

ちなみに、LとRの発音の違いです。

 

 

その他にも、SとSHとTHの違いや、BとVの音の出し方(口の動き+舌の使い方)が分かりますか?

発音を習得せずにリスニングを聞くと、ひっかけ問題にひっかかっているかもしれません。

 

 

Part1・Part2で効果が出たと感じた

 

 

発音を取得してまず最初に効果がでたと感じたのは、Part1・Part2です。

短い文であれば、何を言っているのかが分かるようになりました。

例えば、「Part2の最初の3語が聞き取りやすくなった」とかも感じました。

 

Part2は最初の3語聞き取るのが重要とも言われています。

1つ例題を出します。

 

 

question

when is tom’s birthday?

answer

1.Yes. it is.

2.He is my brother.

3.On 12 march.

 

 

もし、最初のwhen is tom’sが聞き取れていたら、1のYes.it isはおかしいと判断できますね。(whenで聞かれているのに、Yesはおかしい)

2もwhenで聞かれている答えに対して日付で答えていないので、違いますね。

3は、日付で答えているのでwhenの質問にはしっくりきます。

 

 

このように、3語聞き取れることが出来れば、ある程度答えの推測が出来ます。

 

 

しかし、これらは「発音」だけで、聞き取りやすくなったのではありません。

毎日、「発音」を取り入れた「音読学習」「リスニング学習」のおかげです。

 

「発音」だけある程度できるようになってもなんの意味もありません。

アウトプットが大事なのです。

 

 

②会話相手に伝わりやすくなる

 

 

私もたった6週間ですが、留学の経験があります。

留学初めの、発音を習得していない時に、講師の方と話をしても「自分の言ったことが通じない」ということがありました。

伝わらないときは、「ん?どういうこと?」のような顔をされ、「Ha?」と何度も言われました。(日本で、は?と言われたら怖いですが現地では普通っぽいです)

 

 

長年、日本人の相手をしている講師ですら、理解できないのですから私の発音は相当ひどかったのだと思います。

というか、留学して分かったのが「日本人の発音は相当ひどい」ということです。

 

 

現在は、音の出し方(口の動かし方、舌の動かし方)を理解してます。(体が覚えている感覚)

なので久しぶりにオンライン英会話をしたら、講師の方に「発音が良いね」と言われることが何回もありました。

 

 

海外で働く予定のある方や、英語を使う機会がある方は必須です。

というのは、発音をある程度習得して分かったのですが、「発音がきれいな人の言っていることは聞き取りやすい」ということです。

 

 

③「音読学習」「リスニング学習」で効果を発揮する

 

 

発音を習得したら必ず音読学習・リスニング学習を取り入れてください。

発音だけ習得して、後はひたすらリスニングだけなんてもったいなさすぎです。

 

 

音読学習をする時のポイントですが、感情を込めて言うということが大事です。

そして、文章の意味に合った手の動きや顔の表情を加えてみてください。

プラス、恥ずかしがらずにネイティブスピーカーになったつもりで音読する事です。

 

例えば、

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のように、手や表情を加えるのです。

 

 

私も、家でいつも顔の表情や手の動きを取り入れています。

そのほうが、単語も覚えやすいですし、何より文章そのものを暗記しやすいからです

 

 

文章を暗記するメリットは、リスニングで全く同じような文章・似たような表現が出てくる時があるからです。(TOEICを受験していて今までに何回もありました)

同じような文章が出てきたときに、英語→日本語に訳さなくても、一瞬で頭の中に会話のイメージができてしまいます。

これはかなり有利です。

 

 

④発音をオンライン英会話で実感する

 

 

発音がある程度できた状態で、オンライ英会話を受けてみてください。

 

私は、発音を学ぶ前(留学する前)にもオンライン英会話を受けたことがありますが、一度も発音に関して褒められたことはありません。

しかし、発音をある程度習得してからは、毎回最後に感想として「Your pronunciation is good」のような事を言われました。

 

⑤発音で音の連結(リンキングサウンド)・音の消失が学べる

 

 

音の連結・音の消失の例を挙げます。

Take it easy. テイクイットイージー。:テキイッイージー。Take itの e.iの音の連結

Letter.レター。:レラー。tの音の消失。

Restaurant.レストラン。:レストラン。最後のtの音の消失。

 

 

これらは、TOEICでも頻繁に出てきます。

「ん?今なんて言った?」という現象は、この音の連結や音の消失で起こっているという場合が多いんです。

 

 

しつこいぐらいに聞き直す→音読

 

 

「ん?今なんて言った?」ということが起きたら、まずはしつこいぐらいに聞き直してください。(何回でも何十回でも)

そして、しつこいぐらいに文章を音読してください。

 

 

リスニングに合わせて、一緒に読むという方法もいいと思います。(オーバーラッピング)

そして、リスニング音源と少し遅れて文章を読むという方法も取り入れてみてください。(シャドウイング)

 

 

実際に、私もオーバーラッピング、シャドウイングを取り入れました。

毎日毎日繰り返し音読学習にこれらを取り入れた結果、聞き取れなかった音が聞き取れるようになりました。

 

 

みなさんも是非取り入れてみてください。

以上が発音を学ぶ際のメリットになります。

 

 

発音は相手のためでもある?

 

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私の留学のお話をします。

私の留学1週間目は、全く発音もできない、単語も知らない、基礎文法もできていないという悲惨な状況でした。

 

 

なので、講師とのやり取りでいつも自分は「単語を並べる」ことしかできませんでした。

そして、講師の言っていることも分からない事が多すぎて、何度も「I’m sorry. What did you say?」と言っていました。(What did you sayはネットで調べて載っていたのを参考にしました。)

 

 

会話が面白いはずもありません。

こちらも気まずい、相手も気まずいという状況でした。

 

 

ちなみに、「単語を並べる」ことしかできないのは、基礎文法が分かっていない証拠なので、私は中学英文法を1からやり直しました。

 

 

発音にこだわりすぎるな

 

 

私は今まで発音が良いと言っておきながら、こだわりすぎるなとは矛盾してないかい?と思われた方もいると思います。

なぜこだわりすぎるなというと、こだわりすぎて全く前に進んでいないという状況もまずいからです。

 

 

私も発音は完璧ではありません。

TOEIC800点に達して機会があったらもう一度やり直そうとも思っています。

 

 

私が考える発音の重要な点

 

 

留学が出来ないという人のために、日本にいて発音を学ぶ際に私が大事だと考えることは、「音の出し方」です。

もっと詳しく言えば、「口の動かし方」「舌の使い方」です。

 

 

そして、ある程度綺麗な発音ができるという状態であれば、問題ないと考えます。

 

私が発音を学ぶ際に使用した教材

 

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・CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK

・英語耳[改定・新CD版]発音が出来るとリスニングができる

 

 

この2冊をやりました。

この2冊はどちらも、発音の仕方(口の動かし方)が載っています。

 

 

個人的には、CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOKか英語耳[改定・新CD版]発音が出来るとリスニングができるをどちらか片方選択し、選んだ1冊に集中して何周かするだけで十分です。

 

 

私であれば、3周しました。

3周したと言っても、1つの音を学ぶ際に1時間ぐらい練習していました。

 

 

例えば、Bという音の出し方を学ぶ際には、「ブッ、ブッ、ブッ」と何度も繰り返し練習しました。

続けて、「ブッ、ブッ、ブッ、ブートォ(Boat)」「ブッ、ブッ、ブッ、ビート(Beat)のような練習を1時間ぐらい続けました。

そして、先程の復習を翌日したりしていました。

 

 

1個の発音(例えばLの発音)を覚えるのに、2日~3日はかかりました。

 

 

発音はどのような状態になればいいのか?

 

 

舌や口が勝手に動いている(体が覚えている)感覚までになればOKです。

なかなか、文章で説明するのは難しいですね。(笑)

 

 

それと、発音を習得したいのであれば、毎日練習しないとだめです。

体に覚えさせるという感覚で、文章を見たら舌の使い方も分かる(勝手に動く)という感覚までトレーニングしてください。

 

 

今の私の感覚は、例えば「洋楽」を歌うときに、初めて聞く曲でも舌の使い方、口の動かし方が意識しなくても勝手に動いています。

 

 

まとめ

 

 

英語学習に発音を取り入れるか迷ったら取り入れましょう!

「取り入れて失敗した」なんてことはないです。

 

 

そして、発音をある程度取得した際には「洋楽」を聞いたり、歌ってみましょう。

そして、意味に合った手の動きや顔の表情を取り入れましょう。

英語学習が楽しくなります。

 

 

以上です。