TOEICリスニングが伸びない方の原因と対策

 対象
・リスニングが聞き取れない人
・TOEIC高得点を目指している人
・Part3・Part4になると全く聞き取れなくなる人

この記事を見て分かる事
・なぜあなたのリスニングの点数が伸びないのかが分かります
・私がリスニング225点→430点まで1年間で上げた勉強方法
・Part3・Part4で得点が取れるようになった方法等

あなたが、リスニングパートで点数が伸びない理由はなんだと思いますか?

「それを見に来たんだよ。」「ハイっ。すいません。」

先に結論を言ってしまうと、あなたがリスニングパートで点数が伸びない理由を私は、「語彙力」「文法力(主に基礎文法力)」「リス二ング学習・音読学習が足りない」「発音」のどれかだと考えています

この4つだと考えた理由は、この4つの勉強がある程度積み重なってきた時に、英語力が向上すると考えたからです。

逆にひとつでも欠けていた場合、伸びないという可能性は出てくると思います。

特に、語彙力・文法力・音読・リスニング学習が欠けていた場合点数が伸びないと考えます。

 

 

私は実際にこの4つの勉強をしてきました。

とてもこの中でもリスニング・音読学習は地道なトレーニングでしたが、やってみて効果があったと断言できます。(正しいやり方で音読学習・リスニング学習をしないと効果は薄いですが)

 

 

なぜ、「語彙力」「文法力」「リスニング学習・音読学習が足りない」「発音」の4つに原因があるのかをひとつひとつ見ていきます。

 

 

そして、もうひとつリスニングの点数を上げるのに重要な考えとして、英語脳を作っていくということがあります。

まずは、リスニングで点数が上がらない原因と対策を見てみましょう。

あなたがリスニングを聞き取れない原因と対策

 

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あなたがリスニングを聞き取れない原因はどこから?

 

「文法力」

「語彙力」

「リスニング・音読学習を毎日していない(1時間以上)」

「発音」

この4つのどれかが原因としてあてはまる可能性があります。

 

 

私がリスニング225点だった頃は、基礎文法もできていませんでしたし、語彙力も全くありませんでした。

また、リスニングも毎日した事はありませんでした。

 

 

4つともあてはまっていたので、伸びるはずありません。

そして、この4つを勉強して徐々に量が溜まってきた時に効果を発揮します。

私の場合はそうでした。

 

 

文法力

 

 

文法ホワイトボード

基礎文法を身につけなかった高校時代のセンター試験では、点数が58点/200点→102点/200点と全く伸びませんでした。

しかし、基礎文法からやり直した大学時代であれば、TOEIC340点→755点と415点UPしました。

 

 

基礎文法をやり直してわかったことがあります。

それは、基礎文法は英語の心臓だということです。

基礎文法が出来ていない状態で、どれだけ他の事をやっても効果は薄いです。

私が体験したので間違いないと思います。

 

 

私はまずこの基礎文法力から鍛えました。

基礎文法力を鍛えた事によって、品詞分解ができるようになり文章がTOEIC340点(L/225点R/115点)だった頃と比べて圧倒的に読めるようになりました。

 

 

文章が読めるようになって得をしたのはリーディングだけではありません。

私はむしろ基礎文法学習をしてリスニングの点数を大幅に伸ばすための基礎を作ったのは間違いないと考えています。

 

 

TOEIC高得点を目指す方であれば、基礎文法を習得しなければ今後TOEIC600点・700点・800点などの壁にぶつかります。

あなたの周りのTOEIC高得点者で基礎文法ができていませんよという人はほとんどいないと思います。

 

 

余談になりますが、私の大学時代の友人で基礎文法ができていないため、有名な教材を使って勉強しても点数が伸びていなくて悩んでいる方がいました。

毎日図書館で見かけていたのですが、1年間勉強していて点数は500点台だったそうです。

「基礎文法恐ろしや」と思った瞬間でもありました。

 

 

 

基礎文法を鍛えるために使用した本

 

①中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく。

②新TOEICテスト英文法をはじめからていねいに

こちらは私が基礎文法を固めるために使用した本です。

 

の本は、中学文法の復習に使用する本です。

中学文法が抜けている場合、文章が読めない場合が必ず出てきます。

基礎文法は英語学習の心臓と言っても過言ではないです。

 

 

の本は、中学文法+高校文法が載っている本です。

私が使ってみて説明が丁寧でありすごく分かりやすかったです。

 

 

余談ですが、私は高校時代基礎文法の重要性を知りませんでした。

「基礎文法ぐらい余裕だから」と言って、中学文法からやり直すということはしませんでした。

もちろん、高校文法も全くやらずに、文法問題集ばっかり解いていました。

案の定点数は全く伸びていません。

 

 

今になって分かりましたが、私が英語学習において最も後悔しているのが基礎文法学習をやっておけばよかったということです。

なので、もし基礎文法が不安であるという方は一度やり直し学習をされてみてはいかがでしょうか?

 

 

話を戻します。

こちら2冊を使用して、基礎文法(中学文法+高校文法)を完成したと考えます。

 

 

語彙力

 

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TOEICで点数別に必要な語彙量を知っていますか?

センター試験で必要な語彙量は、4000語と言われています。

そして、TOEIC600点:5000語必要です。

TOEIC730点では、6000語必要です。

TOEIC860点では、10000語必要になると言われています。

 

 

なので、語彙量の差が点数の差とも言えると思います。

 

 

語彙量UPのために使用した文章付き単語本(CD付き)

速読速聴・英単語Basic2400ver.3

ちなみに、この本は私がTOEIC340点だった時に使用していた本です。

この本は単語を覚えるだけでなく音読学習・リスニング学習も併用して使用していました。

そのおかげか、リスニングパートに強くなりました。

 

 

TOEIC570点取った時は、まだPart3・Part4で点数を落とす箇所が多かったですが、Part1・Part2の短い文章の所が確実に点数が伸びていました。

上記で紹介した本は、中学レベルの簡単な本ですが、舐めてはいけないと思いました。

それは、上記の本で地道な毎日のリスニング・音読トレーニングを積み重ねた結果Part1・Part2の短い文章かつ簡単な文章で効果が発揮したと思います。

 

 

この本が終わり次第徐々に文章のレベルを上げた本を使用しました。

私が使っていた本とお勧めする本がこちらに載っていますので見てみてください。

TOEIC英単語と英文法どちらを優先的に勉強するべき?

2016.12.24
そして勉強した順番も大切だと考えます。

最初に基礎文法を学び、品詞分解を身につけたこと。

次に、語彙力を高めると同時に音読学習・リスニング学習を行ったことの順番です。

 

 

この順番が逆だった場合どうなっていたかは推測ですが、語彙量は増えていたと思いますが、なぜか点数が上がらないという状態になっていたと思います。

そして基礎文法学習をしてようやく点数が伸びてくるという状態になったのではないかと考えます。

 

 

私が提案した順番と、逆の順番では伸びるスピードにも差が出てくると思います。

私は効率が良い順番を、基礎文法を学ぶ→音読学習・リスニング学習だと考えています。

 

 

リスニング・音読学習

 

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リスニング・音読学習は頭から意味を取るという訓練だと考えます。

頭から意味をとることができれば、読むスピードが早くなります。

そして、何回も何回もリスニング・音読を繰り返すことで文章を覚えます。

文章を覚えるぐらいまで、リスニング・音読学習をすると、実際のTOEIC試験でも同じような文章を聞いたときもしくは見たとき、一瞬で意味を取ることができます。

 

 

あなたは毎日リスニング・音読学習していますか?

私の高校時代、「No」でした。

センター試験の学習ということもあり、リスニング・音読なんか授業以外でしたことありません。

授業でも、なんでリスニングするのかもわかりませんでしたし、音読する目的も分からずただ適当にやっていました。

 

 

私の大学時代であれば、「Yes」です。

リスニング・リーディングを伸ばす鍵が毎日のリスニング学習・リーディング学習であるということを知っていたので取り組みました。

 

 

初めは「ホントにこの勉強法で点数が上がるのかな?」っていう不安もありましたし、また「いつぐらいに結果が出るのかな?」っていう不安もありました。

しかし、私はほぼ毎月TOEICを受験していて、点数の伸びがわかるようにしていたため点数が大幅に伸びたときは、確実にリスニング・音読学習の効果が出ていると思いました。

 

 

ここで、重要なのは毎日最低でも1時間以上は取り組むということです。

私は1日2時間しか勉強できなかったときは、1時間30分ほど音読・リスニングにあてていたぐらい、ほとんどをリスニング・音読学習が占めていました。

そうした結果、みるみる点数が伸びていました。

 

発音

 

発音黒板

私は6週間留学を経験し、そこでは「発音」を学んでいました。

発音を学ぶ事によって得られたことが、単語の音をはっきりと聞けるようになったということです。

特にPart1・やPart2で効果を発揮したと思います。

その他にも、音の消失や音の連結を知り、実際のTOEICでもバンバン出てきているので、役に立ちました。

 

 

「SとTH」「RとL」等の音の聞き分けができますか?

これは発音を学んでいなければできないことです。

 

 

「発音できない音は聞き取ることができない」

TOEIC業界で有名な方がおっしゃっていたことです。

留学経験してみて分かったことですが、もしあなたが英語でコミュニケーションを将来とりたいと考えているのであれば、必ず発音は必要になります。

私が発音を学んだ教材を挙げます。

 
・CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)

この教材は発音の仕方が載っています。

またCD付きなので、正しい発音を聞き取ることができます。

 

 

正直なところTOEICでは、発音による効果は無意識に現れているのだと思います。

Part1・Part2の短い文章では確実に現れています。

Part3・Part4に関しては実感がないというのが正直なところです。

 

 

余談ですが私の留学経験で、海外滞在中にマクドナルドで注文した時の出来事です。

注文した品名は覚えていないのですが、その品名を言った時に自分の発音が悪く相手が聞き取れなかったということが何回もありました。

相手の人は容赦なく「Ha?」と言ってくるので心が折れました。笑

あなたも海外に行けば一回は起こる出来事だと思います。

 

 

発音は自分にとっても相手にとっても大事なものなのだという事がわかりました。

発音について興味のある方は、こちらに記事がありますの見てみてください。

TOEICの勉強に発音はリスニングの点数アップには不可欠である

2016.12.15

以上4つが私が考えるリスニングで点数が伸びない原因と対策になります。

 

 

リスニングで高得点取得するためには英語脳を作る?

 

また、あなたは英語脳という言葉を知っていますか?

TOEICリスニング高得点者のほとんどの方が英語脳になっている(近づいている)と考えます。

英語脳に近づける勉強をすることが最もリスニングで点数を上げる近道だと考えます。

 

 

英語脳とは、英語を英語のまま理解することです。

あなたは、「Hello」と言われたとき、「こんにちは」と訳しますか?

また、「Good Bye」言われたとき、「さようなら」と訳しますか?

 

 

たぶんほとんどの方が訳していないと思います。

ほとんどの方が「Hello」と言われたら「Hello」と即座に返答すると思われます。

また、「Good Bye」と言われた時も即座に「Good Bye」と返答することができると思います。

これも英語脳のおかげだと考えます。

 

 

TOEICの文章もこの状態に近づけるのです。

TOEICリスニング高得点者はほぼこの状態に近づいていると思います。

私自身は、このような状態に完全とはいえませんが、近づいてはいます。

 

 

英語脳に近づいていく(作っていく)ためには、先程言った3つの原因である、「文法力」語彙力」そして「リスニング学習・音読学習」に取り組んで近づいていったと考えます。

英語脳についてさらに気になった方はこちらに記事を書いています。

英語脳の作り方についてはこちらに記事を書いています。

英語が苦手な方必見!TOEICの点数を上げるために必要な英語脳の作り方

2017.01.11

TOEICの点数を大幅に伸ばすためには英語脳が鍵?

2017.01.09

 

 

英語脳に近づいたことによりPart3とPart4の正解数が上がりました。

TOEIC340点~570点だった頃は、Part3・Part4は3問中1問~2問正解もしくは全滅だったのが、今では3問中3問全て合う事が多くなりました。

その結果が、リスニングパートで430点/495点取れたことだと思います。

 

 

そして、特にPart1・Part2の対策はしていなかったものの、いつの間にかこのPart1・Part2の正解箇所も増えました。

Part1であれば、10問中8問~9問は確実に取れるようになりました。

Part2であれば、30問中24~26問はとれるようになりました。

※2016年5月以降問題形式は変わっています。私が最後に受験したのは2016年3/13日です。

 

 

やはり、英語脳に近づけるということがリスニングパートでは最も大事であると考えます。

 

 

余談

 

 

yahoo知恵袋を見ていたらこんな質問が投稿されていました。

私もリスニングパートで225点/495点だった時にすごく共感したので載せます。

 

 

TOEICPart3・Part4について

リスニング高得点者の方はリスニングの長文の問題って全て聞き取れているのですか?

今現在は、1問(3問あるうちの)の半分くらいは正解しています。

 

でも全くと言っていいほど、ほとんど本文の内容が把握できていなくて何を言っているのかが分からない状態です。

設問に似た部分のみを聞き取りそれを答えとすると正解できます。

 

正解はしていますが本文の内容が全く理解できていないのですが、リスニングで高得点取る人は本文の内容も理解できているのかという質問でした。

 

 

先に問題の解答からしていきますね。

現在の私はTOEICリスニングパート430点/495点取得しています。

 

 

Part3・Part4で流れてくる文章はほとんど理解しています。

大体3問正解か1問落とすぐらいがほとんどです。

たまに難しい文章が出てきたときは、全て間違えるという事もあります。

 

 

この質問は私が、TOEICリスニングで225点だった時はすごく分かります。

全く聞き取れなくて、聞き取れた単語だけでなんとか問題を解いていました。

案の定Part3・Part4はボロボロでした。

Part1とPart2の短い文章ですら、確証を得て回答する事が出来ていなかったのでPart1とPart2の正答率も悪かったです。

 

 

今思うと聞き取れない理由ははっきりしていました。

それは、そもそも毎日リスニング・音読学習していなかった。(毎日というのが重要です)

そして、発音を身につけていなかったということもリスニングが聞けない大きな要因だと考えます。

 

 

リスニングは一回しか音声が流れないため、聞き逃したら終わりです。

私は全神経を集中させて、文章を聞き取るようにしていました。

 

 

たまにボケーっとしていて、聞き逃してパニックになったこともありますが。

 

まとめ

 

 

あなたのリスニングの点数が伸びない理由が解決できたでしょうか。

4つの原因「文法力」「語彙力」「毎日リスニング・音読をしてない」「発音」この中で取り入れていないことがあったら早速勉強に取り入れることをお勧めします。

 

 

毎日勉強するというのは辛く大変なことですが、本気を出して短期間で決着をつけるのが良いと思います。

私が愛用している本を出版されているTOEIC講師の中村澄子さんも短期間で決着をつけるべきだとおっしゃっていました。

やはり、長期戦になってしまうと、どうしてもだらだらしてしまうからです。

さっさと決着をつけて点数を取得することをお勧めします。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

以上です。